ITFジュニアサーキット グレードAの大会である大阪市長杯 2015 世界スーパージュニアテニス選手権大会は17日、靭テニスセンター(大阪府大阪市/ハード)で女子シングルス準決勝が行われ、予選勝ち上がりの
内藤祐希(日本)が第11シードのB・シェンギズ(トルコ共和国)を6-4, 6-4のストレートで下して決勝進出を決めた。この結果、決勝は日本人対決となった。
スーパージュニアテニス選手権大会の女子シングルス歴代優勝者には、
C・ウォズニアキ(デンマーク)や
V・アザレンカ(ベラルーシ)らが優勝を飾っており、この大会に出場した選手からは世界トップクラスの選手が誕生している。2007年には
奈良くるみ(日本)も優勝トロフィーを手にしており、男子では日本のエース
錦織圭(日本)も2005年にベスト4入りを果たしている。
この試合、第1セットを6-4で先取した内藤は、続く第2セットでも攻めの姿勢を崩さずにシェンギズに向かっていった。ベースライン上に深く返したり、ラリー中にいきなりロブを打ったりと、緩急をつけてシェンギズのペースを崩す。
最後はマッチポイントを取り切り、ストレートで勝利を決めた。
決勝では、
本玉真唯(日本)と優勝をかけて対戦する。本玉は同日の準決勝でX・ガオ(中国)を下しての勝ち上がり。この結果、決勝は日本人対決となり、日本人が優勝トロフィーを手にするのは2007年の奈良くるみ以来8年ぶりとなる。
現在14歳の内藤は、今大会の予選から出場し決勝まで勝ち進んできた。予選からここまで全てストレートで勝利している。
一方、敗れたシェンギズは準々決勝で予選勝者の松田美咲をフルセットの末に下しての勝ち上がりだった。
敗れた第11シードのB・シェンギズ
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