男子テニスツアーのチャイナ・オープン(中国/北京、ハード)は6日、シングルス1回戦が行われ、第3シードの
R・ナダル(スペイン)は主催者推薦の
ディ・ウー(中国)を6-4, 6-4のストレートで下すも、試合を通して4度のブレークを許すなど、自身のプレーに不安を残した。
ナダルは毎年恒例のように出場しているATPツアー最終戦への出場に、今年は例年になく微妙なポジションにいる。最終戦への出場権獲得のためにも、今後は好調なプレーが必要とされる。
世界ランク230位のウーはこれが自身初となるトップ10選手との対戦だった。そんなウー相手にナダルは、第2セットでは3度ものブレークを許す不安定なサービスゲームを展開していた。しかしストローク戦で勝るナダルはウーから4度のブレークを奪い、最後は自身のサービスゲームをキープして1時間26分で勝利した。
「ちょっとベースラインから離れ過ぎてプレーをしてしまった。最後の3ゲームは、徐々に良いプレーになった。フォアハンドでのダウン・ザ・ラインが決まり始めたから、良い形で試合を終わらせることが出来た。」とナダルは自身のプレーを振り返っていた。
ナダルは
V・ポスピシル(カナダ)と2回戦を行う。この日ポスピシルは、
V・エストレージャ=ブルゴス(ドミニカ共和国)を4-6, 7-5, 6-0の逆転で下しての勝ち上がり。
(STATS - AP)
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