テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は12日、車いすテニスの女子シングルス準決勝が行われ、
上地結衣(日本)が第1シードのJ・グリフィオエン(オランダ)を7-5, 3-6, 6-4のフルセットの末に勝利をおさめ、大会2連覇まであと1勝に迫った。
>>全米オープン対戦表<<この試合、第1セットで3度ブレークに成功して先行した上地は、第2セットでファーストサービスのポイント獲得率を落としてしまい、このセットを奪い返される。
しかし、勝敗のかかる第3セットでは8度のダブルフォルトを犯したグリフィオエンの隙をつき、2度のブレークに成功。2時間25分に及ぶ大接戦を制して決勝進出を決めた。
試合後、上地は自身の公式フェイスブックに「先週とは違って、かなり固いテニスで序盤から苦しめられる厳しい戦いでした。」と明かした。
続けて「常に今自分がどんな状態なのかなど、しっかり考えながらプレーすることができたのが勝ちにつなげられたところだと思います。」と勝因について綴った。
決勝では、J・ホワイリー(英国)と対戦する。
上地とホワイリーは、今大会のダブルスでペアを組んで第1シードとして出場するも、初戦敗退を喫している。
一方、男子シングルスで第1シードの
国枝慎吾(日本)は、11日に行われた準決勝でJ・ジェラール(ベルギー)をストレートで下し、2連覇に王手をかけた。
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