テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は6日、男子シングルス4回戦が行われ、第1シードで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)が第23シードで同23位の
R・バウティスタ=アグ(スペイン)を6-3, 4-6, 6-4, 6-3で下し、9年連続のベスト8進出を果たした。
>>全米オープン対戦表<<この試合、第1セットを先取したジョコビッチは第2セットもゲームカウント4-2とリードする。しかしバウティスタ=アグの反撃に遭い、セットカウント1-1としてしまう。
ここから王者の力を発揮したジョコビッチは叫び、苦戦するも第3・第4セットを連取して勝利を手にした。
準々決勝では第18シードの
F・ロペス(スペイン)と対戦する。ロペスは4回戦で第32シードの
F・フォニュイーニ(イタリア)をストレートで下しての勝ち上がり。
28歳のジョコビッチは2011年の全米オープンで優勝を飾っており、今回は4年ぶり2度目のタイトル獲得を狙う。昨年は準決勝で
錦織圭(日本)に敗れベスト4に終わった。
今季はグランドスラム3大会で決勝に進出し、全豪オープンとウィンブルドンで優勝している。全仏オープンでは決勝で
S・ワウリンカ(スイス)に逆転で敗れ、生涯グランドスラム達成を阻止されてしまった。
一方、今回ジョコビッチに敗れたバウティスタ=アグは、薄いグリップからのフォアハンドとミスの少ないバックハンドの堅実なテニスを武器とする。昨年は全豪オープンで
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)を破る活躍を見せ、同年のマドリッド・マスターズでは4強入りを果たした。
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