テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)に出場中の
E・ブシャール(カナダ)は、大会会場のロッカールームで滑って転倒し頭部を負傷してしまい、5日に予定していた女子ダブルスとミックスダブルスを棄権すると大会主催者のD・ブリュワーから発表された。
>>全米オープン対戦表<<ブシャールは、女子ダブルスでは
E・ヴェスニナ(ロシア)と組んで第6シードの
R・コップス=ジョーンズ(アメリカ)/
A・スピアズ(アメリカ)組との2回戦、ミックスダブルスでは
N・キリオス(オーストラリア)と組み、第4シードでテニス殿堂入りしている
M・ヒンギス(スイス)/
L・パエス(インド)組と対戦する予定だった。
「怪我がどれほど深刻なものか、大会会場の医療関係者が検査をしており、今もそれが続いている。」と、ブリュワーは全米テニス協会から出された声明で伝えていた。
ブリュワーが伝えたところによると、4日に行われたシングルスとミックスダブルスの試合の後にその出来事が起きたという。
医療関係者がブシャールにダブルスとミックスダブルスを棄権した方が良いとアドバイス。そして、ブシャールはそれに従っていたとブリュワーは語っていた。同時に、勝ち上がっているシングルスも、今後続けるかはまだ決めかねているとも加えていた。
「ブシャールは今後も更に診察と治療を続けることになっている。」と話し、またその後の状態についても情報を公にすると約束していた。
ブシャールは、6日の女子シングルス4回戦で
R・ビンチ(イタリア)との対戦を予定している。ブシャールとビンチは、今大会の前哨戦であるコネチカット・オープンのシングルス1回戦で対戦しており、その時はビンチが6-1, 6-0で完勝していた。
今大会シングルス3回戦後には「あの時よりは良いプレーがしたい。」と、ブシャールはビンチ戦について意気込みを語っていた。
また、今大会直前にブシャールのアドバイザーとして彼女の練習を見ていた、グランドスラム8回の優勝を誇る元世界ランク1位の
J・コナーズ(アメリカ)も、6日のビンチとの試合を観戦に訪れることになっていると話していた。
(STATS - AP)
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