テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は3日、男子シングルス2回戦が行われ、地元の期待を背負う第28シードの
J・ソック(アメリカ)は
R・ベーメルマンス(ベルギー)と対戦し、6-4, 6-4, 3-6, 1-2の時点で熱中症により途中棄権を余儀なくされた。
>>全米オープン対戦表<<第1・第2セットを連取し勝利が見えていたソックだったが第3セットをベーメルマンスに奪われたところでトレーナーを要求し、違和感を覚え始めた体に処置を施してもらっていた。
第4セットの第3ゲーム、自身のサービスゲームでは痙攣が激しくなりサービスを打った直後はほとんど動けなくなってしまった。
トレーナーがコートへ駆けつけソックを座らせ、心配したベーメルマンスもソックのもとへ行った。しかし、ソックはベーメルマンスの差し出した手を握ることさえ出来なかった。
トレーナーは氷が入ったパックでソックの足や首を冷やした。そこへ車いすが持ち込まれたが、座ることさえままならなかった。
22歳のソックにとって今シーズンは飛躍の年だった。全仏オープンではグランドスラム初の4回戦進出を果たし、現在は世界ランキングで自己最高位の28位。
一方、思わぬ形で3回戦へ駒を進めた世界ランク107位のベーメルマンスは、今回が自身初のグランドスラム3回戦進出となった。
(STATS - AP)
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