31日から開幕するテニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)大会初日に、昨年のファイナリストで四大大会初優勝を狙う第4シードの
錦織圭(日本)が登場し、世界ランク41位の
B・ペール(フランス)と対戦する。
松岡修造(日本)氏が31日、自身の公式ブログで錦織の1回戦の対戦相手について分析した。
>>全米オープン対戦表<<錦織と対戦するペールは現在世界ランク41位で、自己最高位は2013年8月に記録した24位。長い間怪我でツアーから離れていたが、今年復帰して7月のスウェーデンの大会でツアー初優勝を飾り復調の兆しを見せている。
修造氏はペールについて「1回戦として戦う相手としては…戦いにくい相手。何故ならリズムをくれない選手だから。タイミングをくれないペールは嫌な相手だ。」と綴っている。
さらに「196センチから放たれるビックサーブ、柔らかな動きからフニャフニャテイクバックからやってくるバックハンド、突然やってくるドロップショット」と分析している。
その中でもバックハンドについては、修造氏と会話した錦織自身が「ペールの1番の武器はバックハンド。どこからでも攻撃でき、どこに来るかわからない、世界で5番目のバックハンドの持ち主!」と評価しているほど。
しかし、修造氏は「僕は圭に言いたい。圭は世界一のバックハンドの持ち主と今、評されているので…バックハンド対戦になっても焦らずに行けば大丈夫!しっかりと耐えるテニスで対応すれば間違いなく勝てる!それだけのフィジカル、テニス、そしてメンタルを備えているから!」と言葉を送った。
そして「久しぶりに会った圭、顔つきもよく、しっかりと練習し、自信たっぷりに見えた。めったに「体調がいい!」と言わない圭だが、会見でも前向きな言葉連呼、相当準備した中で全米を迎えているようだ。」と綴った。
錦織とペールの1回戦は、日本時間9月1日の0時(現地8月31日の11時)に試合が開始される予定で、ルイ・アームストロング・スタジアムの第1試合に組まれている。
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