男子テニスツアーのW&Sオープン男子(アメリカ/シンシナティ、ハード)は23日、シングルス決勝が行われ、第1シードで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)は第2シードの
R・フェデラー(スイス)に6-7 (1-7), 3-6のストレートで敗れ大会初優勝を逃し、史上初の「ゴールデンマスターズ」達成とはならなかった。
決勝戦、ジョコビッチはフェデラーの強打やネットプレーなどに苦しみ、1度もブレークチャンスを握ることが出来なかった。第1セットをタイブレークの末に落とし、第2セットも序盤でブレークを許してしまう。挽回しようと食らいつくもフェデラーの勢いを止められず、1時間30分で敗れた。
両者は今回が41度の対戦で、ジョコビッチはフェデラーとの対戦成績を20勝21敗とした。直近では7月のウィンブルドン決勝で対戦しており、その時はジョコビッチが勝利して優勝を飾っていた。
表彰式のスピーチでジョコビッチは「ロジャー(フェデラー)連覇おめでとう。この大会で5回決勝にきているけど優勝していない。ロジャーが引退してから優勝するのかな。」とジョークを交えて会場の笑いを誘った。
過去のW&Sオープン男子では2008・2009・2011・2012年に決勝へ進出しているが、未だタイトルを獲得に至っていない。
もしジョコビッチが優勝していた場合、史上初のマスターズ9大会制覇「ゴールデンマスターズ」達成となっていたが、その偉業達成は来年以降へ持ち越しとなった。
ジョコビッチは先週のロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード)でも決勝で
A・マレー(英国)に敗れており、2週連続の準優勝となっている。
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