31日から開幕するテニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)で、昨年準優勝を飾った
錦織圭(日本)の四大大会初優勝に期待が寄せられている。
7月13日、帰国した際の記者会見で「やっぱり自分にプレッシャーもかかるので、そんなに考えてないですね。また新たにゼロからのスタートですし、しっかり1回戦から戦っていきたいと思います。」と謙虚に今年の全米オープンへ向けて語っていた。
さらに「もちろん自信は去年より格段についています。」と自身の力に手応えを感じていた。
2014年の全米オープン、錦織は4回戦で
M・ラオニチ(カナダ)、準々決勝で
S・ワウリンカ(スイス)、準決勝で世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)を破り、グランドスラム初の決勝進出を成し遂げた。決勝では
M・チリッチ(クロアチア)に敗れるも、表彰式で準優勝プレートを手にした。
今年のグランドスラムでは全豪オープンで3年ぶりのベスト8、全仏オープンでは日本男子で82年ぶりとなる8強入りを果たした。ウィンブルドンでは左ふくらはぎの負傷により棄権。
怪我から復帰後はシティ・オープンで今季3度目のツアー優勝、キャリア通算10勝目をあげた。さらに大会後の世界ランキングで自己最高タイの4位へ返り咲き。先週のロジャーズ・カップでは過去7連敗してた
R・ナダル(スペイン)から初白星をあげた。
現在開催中のW&Sオープン男子は、連戦の疲労や全米オープンへ照準を合わせるために欠場している。
錦織のグランドスラム初優勝の壁となるのがジョコビッチ、
R・フェデラー(スイス)、
A・マレー(英国)、ナダルのBIG4。
また25歳の錦織より年下のラオニチ、
G・ディミトロフ(ブルガリア)、
D・ゴファン(ベルギー)に加え、
N・キリオス(オーストラリア)、
J・ソック(アメリカ)、
D・ティエム(オーストリア)、
T・コキナキス(オーストラリア)ら勢いある若手も脅威の存在。
キャリア初となるグランドスラムのタイトル獲得までには数々の壁が立ちはだかる。錦織はそれを超えて栄冠を手にすることが出来るのか。
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