大学テニス日本一の座をかけた平成27年度全日本学生テニス選手権大会(インカレ)は21日、岐阜メモリアルセンター(岐阜県岐阜市/ハードコート)で男子シングルス準決勝が行われ、第1シードの
今井慎太郎(日本)(早稲田大学)と第7シードの上杉海人(慶應義塾大学)の対決は6-7 (5-7), 6-4, 6-1の逆転で今井が制した。
第1セットから接戦となったこの試合、スピード感のある展開が続き、両者一歩も譲らなかった。互角の戦いを繰り広げてそのままタイブレークに突入し、今井は僅差でこのセットを落としてしまう。
セット中盤では、上杉が華麗な股抜きショットで今井のパッシングに成功。上杉のガッツポーズと共に会場から大きな歓声が沸いた。
しかし、続く第2セットから今井の猛攻撃が始まり、今井はポイントを獲得する度に声を張り上げて自身を奮い立たせた。完全に試合の流れを掴んだ今井は、第2・3セットを連取して逆転に成功。試合時間は2時間49分だった。
勝利を決めた瞬間、今井はラケットを手放し、両手でガッツポーズをして喜びを表現した。
今井と上杉は、今年のユニバーシアード夏季競技大会でペアとして出場しており、見事銅メダルを獲得していた。
現在2年生の上杉は清風高等学校出身。2013年のインターハイでは、シングルス決勝で
徳田廉大(日本)に敗れるも準優勝を果たした。
一方、第14シードの杉本椋亮(法政大学)と
諱五貴(日本)(明治大学)の試合は、ペースを掴んだ諱がストレートで勝利して決勝に進出。
優勝をかけて、決勝では今井と諱が激突する。
本日の対戦結果は下記の通り。
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【男子シングルス 準決勝】
○今井慎太郎(早稲田大学)(1) 6-7 (5-7), 6-4, 6-1 ●上杉海人(慶應義塾大学)(7)
●杉本椋亮(法政大学)(14) 3-6, 4-6 ○諱五貴(明治大学)
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また、過去同大会で
片山翔(日本)(早稲田大学卒)・
吉備雄也(日本)(早稲田大学卒)らが優勝を果たしている。
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