男子テニスの下部大会であるコメリカバンク・チャレンジャー(アメリカ/アプトス、ハード)は12日、シングルス2回戦が行われ、第5シードの
ダニエル太郎(日本)と第8シードの
西岡良仁(日本)がそれぞれ勝利し、ベスト8進出を果たした。
世界ランク112位のダニエル太郎は、2回戦で同166位の
F・ドゥストフ(ウズベキスタン)と対戦。
第1セットをタイブレークの末に落としたダニエル太郎であったが、第2セットから徐々にペースを掴み、試合を通して9度のブレークに成功して2時間38分で勝利した。
準々決勝では、第1シードの
J・ミルマン(ロシア)と顔を合わせる。
世界ランク134位の西岡は、同153位の
J・ドナルドソン(アメリカ)と対戦。
第1セットではファーストサービスの確率を41パーセントと落とし、ドナルドソンに2度のブレークを許してこのセットを落とすも、第2セットからは1度もブレークを許さず、逆転に成功して1時間58分で勝利を決めた。
8強入りをかけて、西岡は世界ランク109位の
K・エドモンド(英国)と対戦する。
ダニエル太郎と西岡がそれぞれ準々決勝で勝利した場合、準決勝で対決する組み合わせとなっている。
また、元世界ランク2位を誇る
T・ハース(ドイツ)がチャレンジャー大会である今大会に主催者推薦で出場している。
現在37歳のハースは右肩の怪我に苦しめられ、昨年の全仏オープン後に4度目の手術を受けた。そして、今年6月のメルセデス・カップで約1年ぶりにツアー復帰。現在は世界ランクを523位まで落としている。
復帰後は思うような結果を出すことが出来ず早期敗退が続いていた。今大会では初戦を突破し2回戦へ駒を進めている。
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