男子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード)は13日、シングルス3回戦が行われ、2大会連続でマスターズ初優勝を狙う第4シードの
錦織圭(日本)が第13シードの
D・ゴファン(ベルギー)を6-4, 6-4のストレートで下し、大会初のベスト8進出を果たすと同時に、準々決勝で第7シードの
R・ナダル(スペイン)と対戦することが決まった。
両者は今回が3度目の対戦となり、錦織はゴファンとの対戦成績を3勝0敗とした。
3回戦、錦織は第1セットの第3ゲームで先にブレークに成功。試合序盤は両者サービスで圧倒する展開となったが、第10ゲームで錦織はゴファンに左右に揺さぶられるラリー戦を強いられ、ブレークチャンスを与えてしまうも、粘りを見せた錦織が先取した。
第2セットの第5ゲームで錦織は、ゴファンの頭上を越す股抜きのスーパーショットを披露して観客を沸かせた。第7ゲームでは、ゴファンがダブルフォルトを犯し、錦織が大きなブレークに成功する。その後もリードを守った錦織がストレート勝ちをおさめた。
両者は今回が3度目の対戦となり、錦織はゴファンとの対戦成績を3勝0敗とした。
準々決勝で対戦するナダルとは今回が8度目の顔合わせ。しかし、錦織はナダルに過去7連敗しており、1度も勝利したことがない。最後の対戦は2014年のマドリッド・マスターズ決勝で、その時は錦織がリードするも怪我により途中棄権し、準優勝に終わっている。
今大会初戦となった2回戦では世界ランク48位の
P・アンドゥハル(スペイン)、3回戦でゴファンを下しての勝ち上がり。
先日行われたシティ・オープンで今季3度目の優勝、キャリア通算10勝目をあげた錦織は今大会で2大会連続優勝、さらにマスターズ初のタイトル獲得を狙う。
錦織とナダルの大一番は、日本時間15日の午前7時半以降に行われ、コート・セントラルの第3試合に組まれている。
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