男子テニスツアーのシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード)は6日、シングルス3回戦が行われ、世界ランク62位の
S・グロス(オーストラリア)が第7シードの
F・ロペス(スペイン)を6-3, 6-4のストレートで下し、8強入りを決めた。この結果、第2シードの
錦織圭(日本)は大会初のベスト4進出をかけ準々決勝でグロスと対戦することが決まった。
両者は今回が初めての対戦となる。
27歳のグロスは現在世界ランキングで自己最高位の62位で、ATPツアー優勝経験はない。
193cmのグロスは、2012年の下部大会である韓国チャレンジャーで時速263キロのサービスを叩き出しており、これは世界最速記録となっている。
今年のウィンブルドンでは、
R・フェデラー(スイス)との3回戦で大会最速サービスとなった約237キロのサービスを叩き出し、その強烈なサービスに対して会場からどよめきが起きるほどだった。
今大会は1回戦で
T・ベルッチ(ブラジル)、2回戦で第9シードの
V・トロイキ(セルビア)、そして3回戦で第7シードのロペスを撃破して錦織との準々決勝を決めた。
錦織は同日行われた3回戦で、第16シードの
L・マイェール(アルゼンチン)をストレートで下して2年連続ベスト8進出。
この試合で錦織は、第2セットでファーストサービスが入った時のポイント獲得率が100パーセントと、安定したサービスゲームでマイェールを圧倒した。
>>シティ・オープン対戦表<<
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