男子テニスツアーのクラロ・オープン・コロンビア(コロンビア/ボゴタ、ハード)は23日、男子シングルス2回戦が行われ、第2シードの
B・トミック(オーストラリア)が世界ランク116位の
A・メナンデス=マセイラ-ス(スペイン)に6-7 (5-7), 6-2, 6-4の逆転で勝利してベスト8進出。大会2連覇へ向けて駒を進めた。
この試合の第1セット、トミックは2度のブレークに成功するも、メナンデス=マセイラ-スに与えた2度のブレークチャンスを防げず、タイブレークに突入する。両者一歩も譲らない展開となったが、メナンデス=マセイラ-スにリードを許したトミックは、カウント5-7でこのセットを落としてしまう。
しかし、その後は流れを掴んだトミックが第2・3セットとメナンデス=マセイラ-スに1度もブレークチャンスを与えない試合を展開し、1時間55分で勝利した。
準々決勝では、ツアー初のベスト4進出を狙う世界ランク105位の
伊藤竜馬(日本)と対戦する。
世界ランク29位のトミックは、昨年の同大会決勝で
I・カルロビッチ(クロアチア)を破ってツアー2勝目をあげた。今大会では2連覇へ向けて勝ち進んでいる。
また、22歳のトミックは気性が荒いことでも知られている。ランキング上ではオーストラリア・ナンバー1選手であるため、デビスカップ準々決勝に出場する予定であったが、オーストラリアのテニス協会と争論になり出場を取り消された。
更に、先日アメリカ・フロリダ州マイアミビーチのホテルで騒音被害を起こしたため警察に逮捕された。原因は部屋で大音量の音楽をかけ、警察からの強制退去を拒否したためだった。
今大会のシード勢では、トミックの他に第1シードのI・カルロビッチ、第3シードの
A・マンナリノ(フランス)、第4シードの
V・エストレージャ=ブルゴス(ドミニカ共和国)、第7シードの
M・ジャジーリ(チュニジア)が順当に準々決勝に進出。第6シードの
S・グロス(オーストラリア)は2回戦で
R・シュティエパネック(チェコ共和国)に敗れて8強入りを逃している。
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