テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は11日、男子ダブルス決勝が行われ、第4シードの
JJ・ロジェール(アンティル)/
H・テカウ(ルーマニア)組が第13シードの
J・マレー(英国)/
J・ピアース(オーストラリア)組に7-6 (7-5), 6-4, 6-4のストレートで勝利し、グランドスラム初のタイトルを獲得した。
『選手使用のオフィシャルタオル』試合を通して、ロジェール/ テカウ組はファーストサービスが入った73本中58本をポイントに繋ぎ、マレー/ ピアース組に3度のブレークチャンスを与えるも全てしのいだ。
第1セットのタイブレークを制すると、勢いに乗ったロジェール/ テカウ組は終始試合の主導権を握って試合を展開。最後はピアース組のレシーブがネットし、ロジェール/ テカウ組が1時間52分で勝利し、グランドスラムで初の優勝を果たした。
優勝が決まった瞬間、2人はラケットを投げ出し、お互い歩み寄ってハグし勝利の喜びを噛みしめていた。
ロジェール/ テカウ組は、昨年のウィンブルドンもペアで出場していたが、3回戦で敗れていた。
昨年の四大大会では3回戦で姿を消すことが多く、思うような結果を残せずにいたが、今季は全豪オープン、全仏オープンでベスト4進出を果たしていた。
今大会では、第1シードの
B・ブライアン(アメリカ)/
M・ブライアン(アメリカ)組のブロックに入っており、順当に勝ち進めば準決勝で対戦する組み合わせとなっていたが、ブライアン兄弟がまさかの準々決勝で敗退。運も味方し、シード選手を次々と下してタイトルを獲得した。
一方、敗れたマレー/ ピアース組も、グランドスラムで初の決勝進出を果たしており、四大大会初の優勝を狙っていた。
また、J・マレーは、男子シングルスで世界ランク3位の
A・マレー(英国)の実の兄である。
今年の1月に行われたブリスベン国際男子決勝では、
錦織圭(日本)/
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)組と対戦。ストレートで勝利して優勝を飾った。
この時、錦織はドルゴポロフと初めてペアを組んで出場し、ダブルスでATPツアー初の決勝進出を果たしていた。
>>ウィンブルドン 男子ダブルス対戦表<<
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