テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は7日、女子シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
S・ウィリアムズ(アメリカ)、第4シードの
M・シャラポワ(ロシア)、第13シードの
A・ラドワンスカ(ポーランド)、第20シードの
G・ムグルサ(スペイン)らベスト4が出揃った。21歳のムグルサは、グランドスラム初の4強入りを果たした。
『選手使用のオフィシャルタオル』【セリーナ・ウィリアムズ】
ウィンブルドンで5度の優勝を誇るセリーナだが、2012年の優勝以降は2013年は4回戦、2014年は3回戦と、早期敗退が続いていた。
今大会では、3回戦でノーシードの
H・ワトソン(英国)との大接戦を制し、4回戦で姉である第16シードの
V・ウィリアムズ(アメリカ)との姉妹対決に勝利。準々決勝では第23シードの
V・アザレンカ(ベラルーシ)に逆転勝利をおさめ、3年ぶりのベスト4進出を果たした。
決勝進出をかけて、セリーナは第4シードのシャラポワと顔を合わせる。今回が通算20度目の対戦となり、対シャラポワ戦の対戦成績を17勝2敗としている。
今季は全豪オープン、全仏オープンで優勝。ウィンブルドンと全米オープンでタイトル獲得を果たすと1988年の
S・グラフ(ドイツ)以来、4人目となる年間グランドスラムを達成することとなる。
【マリア・シャラポワ】
シャラポワは、2004年のウィンブルドンで優勝を果たしている。2011年には決勝に進出するも、
P・クヴィトバ(チェコ共和国)に敗れて準優勝となった。
今大会では、準々決勝で世界ランク47位の
C・バンデウェイ(アメリカ)に苦戦し、フルセットとなるも2時間46分の接戦を制して4年ぶりのベスト4進出を果たした。
準決勝では女王セリーナと対戦する。今季は全豪オープン決勝で対戦しており、ストレートで敗れている。
【アグニエシュカ・ラドワンスカ】
2012年のウィンブルドンで準優勝を飾っているラドワンスカは、昨年覇者のクヴィトバを下して勝ち上がった第28シードの
J・ヤンコビッチ(セルビア)を4回戦で下し、準々決勝では
M・キーズ(アメリカ)にフルセットの末に勝利して2年ぶりのベスト4入り。
決勝進出をかけて、第8シードのムグルサと対戦する。対戦成績は2勝2敗だが、今季に入ってまだムグルサに勝ててはいない。
【ガルビン・ムグルサ】
21歳のムグルサは、ウィンブルドンでは2013年の2回戦進出が最高成績となっていた。
今大会は、3回戦で第10シードの
A・ケルバー(ドイツ)を下し、準々決勝では今年の全仏オープンで四大大会初のベスト4進出を果たした第15シードの
T・バシンスキー(スイス)にストレートで勝利して、自身初のグランドスラム4強入りを果たした。
昨年の全仏オープン2回戦では、世界ランク1位のセリーナを撃破して勝ち上がりベスト8進出。また、今年も3回戦でケルバーらシード選手を下して2年連続のベスト8入りを飾っている。
準決勝では、第13シードのラドワンスカと顔を合わせる。過去に4度対戦しており、通算対戦成績は2勝2敗。今季に2度対戦し、ムグルサが全勝している。
【ウィンブルドン 女子シングルス対戦表】
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