テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は1日、女子ダブルス1回戦が行われ、
クルム伊達公子(日本)/
F・スキアボーネ(イタリア)組が
K・ヤンス(ポーランド)/
A・クレパック(スロベニア)組を6-4, 6-2のストレートで下し、危なげなく初戦突破を果たした。試合後、クルム伊達が勝利の喜びを語り、ペアのスキアボーネを絶賛した。
44歳のクルム伊達と35歳のスキアボーネ、足すと79歳となるクルム伊達/ スキアボーネ組は貫録を感じさせるプレーでヤンス/ クレパック組を圧倒し、1時間7分で勝利した。
満面の笑みでインタビューに応じたクルム伊達は「勝つ時は気分が良いです。勝ったこと以上に、体の調子とテニスの状態が良い。」と、語った。
今季クルム伊達はツアー大会で早期敗退が続き思うような結果を残せておらず、今大会のシングルスでは予選1回戦で敗れ、7年連続の本戦入りを逃していた。
ペアのスキアボーネについては「彼女(スキアボーネ)は勝負勘がわかってるし、グランドスラムを勝っているのもある。経験を活かしている。」と、絶賛した。
スキアボーネは、2010年の全仏オープンでグランドスラム初のタイトルを獲得した。この優勝はイタリア人女性として初の四大大会優勝。
2回戦でクルム/ スキアボーネ組は、第1シードの
M・ヒンギス(スイス)/
S・ミルザ(インド)組に挑戦する。
「1回戦に勝てば当たるというのは頭に入っていた。彼女(ヒンギス)もカムバックして、断トツの上手さを見せている。ダブルスの上手さを見せつけられるのか、それに食付いていけるのか。ミルザもパワーがある。対戦したかった想いをコートで出し切りたいと思っています。」と、2回戦に向けて意気込みを語った。
(コメントはWOWOWから抜粋)【ウィンブルドン 男子シングルス対戦表】
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