テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は1日、
松岡修造(日本)以来 日本男子20年ぶりのベスト8、さらに四大大会初優勝を狙っていた第5シードの
錦織圭(日本)は左ふくらはぎの負傷により2回戦を棄権。一言目に「残念」と口に出した錦織が、今回の棄権について話し始めた。
前哨戦のゲリー・ウェバー・オープンで左ふくらはぎを痛めてしまった錦織。今大会1回戦で
S・ボレッリ(イタリア)との3時間22分に及ぶ激闘を制し、初戦を終えた時点では足の状態について「多分大丈夫だと思います。」と話していたが、左ふくらはぎは限界に達していた。
棄権を決断した錦織は「残念ですし、グランドスラムのタイミングで痛みが再発してしまったのは、どうしようもないことなので忘れるしかない。一昨日の試合(ボレッリ戦)を3セットで終わらせていれば、そこまで痛みはきていなかったと思う。」と、悔しさをにじませた。
過去のウィンブルドンは昨年の4回戦進出が自己最高成績で、その時は8強入りを逃した。もし今大会で準々決勝に進出していた場合、グランドスラム4大会全てでベスト8進出となっていた。
「今年は怪我も少ない方なので、体の具合に満足していた。けど、このタイミングで怪我がくるのは難しいこと。体は強くなっていると思う。これからしっかり休んで、夏に向けてトレーニングを再開したいと思います。」
今後、錦織は約1カ月後に行われるシティ・オープンへの出場を予定している。
また、昨年準優勝を飾った全米オープンに向け「いい結果を残したいと思います。」と、意気込みを語った。
一方、錦織と2回戦で対戦する予定だった世界ランク60位の
S・ヒラルド(コロンビア)は、
A・ズベレフ(ドイツ)に勝利した
D・クドラ(アメリカ)と3回戦で対戦する。
(コメントはWOWOWから抜粋)>>ウィンブルドン対戦表<<
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