29日から開幕するテニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)の対戦表が26日に発表され、全豪オープン、全仏オープンに続く優勝を狙う第1シードの
S・ウィリアムズ(アメリカ)は1回戦で20歳で世界ランク113位のM・ガスパリアンと対戦するが、優勝までは厳しい試合が予測される組合せとなった。
>>ウィンブルドン対戦表<<上位シード勢が順当に勝ち上がった場合、セリーナは3回戦で第32シードの
C・ガルシア(フランス)か2014年全豪準優勝者の
D・チブルコワ(スロバキア)、4回戦では第16シードでセリーナの姉
V・ウィリアムズ(アメリカ)、準々決勝では第7シードの
A・イバノビッチ(セルビア)か第9シードの
C・スアレス・ナバロ(スペイン)、さらに第23シードの
V・アザレンカ(ベラルーシ)と対戦する可能性がある。
セリーナとアザレンカは、先日の全仏オープンでも対戦しており、その時はセリーナが苦しい状況の中逆転で勝利していた。
さらに勝ち上がると、準決勝では第4シードの
M・シャラポワ(ロシア)か全仏準優勝者で第6シードの
L・サファロバ(チェコ共和国)と対戦する組合せ。
シャラポワとは、19度対戦している中で2敗しかしていないセリーナ。今年の全豪決勝でも対戦しており、勝利するも接戦を強いられていた。
さらに、サファロバとは今年の全仏決勝で対戦し、1セットリードしていたが追いつかれ、フルセットの末にグランドスラム20勝目を達成した。
ウィンブルドンでは5度優勝しているセリーナだが、最後に優勝したのは2012年のこと。2013年は4回戦で
S・リシキ(ドイツ)、2014年は3回戦で
A・コルネ(フランス)に敗れて早期敗退を喫していた。
今季は全豪オープン、全仏オープンで優勝、さらに成績も32勝1敗と他を圧倒する強さを見せているセリーナ。ここ2年、ウィンブルドンで成績を残せていないが、ウィンブルドンと全米オープンでタイトル獲得を果たすと1988年の
S・グラフ(ドイツ)以来、4人目となる年間グランドスラムを達成することとなる。
セリーナが位置するトップハーフ(対戦表の上半分)と反対のボトムハーフ(対戦表の下半分)には、昨年のウィンブルドン覇者で第2シードの
P・クヴィトバ(チェコ共和国)、準優勝者で第12シードの
E・ブシャール(カナダ)、さらに第3シードの
S・ハレプ(ルーマニア)、第5シードの
C・ウォズニアキ(デンマーク)らが位置している。
■関連ニュース■
・グラフ以来 快挙なるかセリーナ・「信じられない」セリーナ・ALL GS 50勝達成セリーナ
■最新ニュース■
・修造氏 錦織ら日本勢にエール・フェデラー「最高の準備」で臨む・ボロテリー 圭はGS優勝できる