男子テニスのツアー大会であるAEGONノッティンガム・オープン男子(イギリス/ノッティンガム、芝)は27日、シングルス決勝が行われ、ノーシードで世界ランク92位の
D・イストミン(ウズベキスタン)が今大会のシード勢で唯一勝ち残っている第12シードの
S・クエリー(アメリカ)を7-6 (7-1), 7-6 (8-6)のストレートで撃破し、念願のツアー初優勝を飾った。
両者は今回が7度目の対戦で、イストミンはクエリーとの対戦成績を3勝4敗とした。
この試合、イストミンはクエリーに12本のサービスエースを決められた。第1セットで2度のブレークチャンスを与えてしまったイストミンだが、それをしのいでタイブレークへ入り、タイブレークの7-1でイストミンが先取。
続く第2セットでは、両者2度ブレークに成功してまたもタイブレークへ突入。タイブレーク8-6の接戦の末にイストミンが2セット先取し、1時間42分で優勝を手にした。
28歳のイストミンは現在世界ランク92位だが、2012年8月に自己最高位となる33位を記録。
今までツアーでは優勝を飾ったことがなかったイストミンだが、今大会で初の決勝進出、初のタイトル獲得を果たした。
また、イストミンは準決勝で世界ランク59位の
M・バグダティス(キプロス)と対戦。第1セットのゲームカウント1-2となったところでバグダティスが足の負傷により途中棄権を申し入れ、イストミンは思わぬ形で決勝進出していた。
一方、大会ではシード勢の早期敗退が相次ぐ中、その波乱に巻き込まれず決勝に進出した第12シードのクエリーであったが、決勝でイストミンに敗れて今季初優勝を逃した。
■関連ニュース■
・ノーシード世界92位が初Vか・シード残すはビッグサーバー・上位シード勢 早期敗退が続出
■最新ニュース■
・BIG4対抗馬はスタンや錦織ら・ナダル 全仏に続く死ブロック・修造以来の8強狙う錦織ら