フェデラー決勝進出に安堵

男子テニスツアーのゲリー・ウェバー・オープン（ドイツ/ハーレ、芝）は２０日、シングルス準決勝が行われ、第１シードのＲ・フェデラー（スイス）が第８シードでビッグサーバーＩ・カルロビッチ（クロアチア）を7-6 (7-3), 7-6 (7-4)のストレートで下して決勝進出を決めると同時に、３連覇と大会８度目の優勝にあと１勝と迫った。

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両者は過去に１３度対戦しており、フェデラーはカルロビッチに１敗しかしていないが、どの試合も接戦を強いられていた。

「こうして勝つことが出来て、ホッとしている。優勝した大会で連覇を果たすのはいつも目標にしている事。」とフェデラー。

カルロビッチのサービスにかなり苦しめられたフェデラーは「時には何も出来ない事だってある。ちょっとした幸運を願うものだし、大切な場面ではミスをしないように努めている。ある瞬間で試合の全てが変わってしまうもの。ありがたい事に自分に対して良い方向に行ってくれた。タイブレークでは、ちょっとした幸運もあったんだ。」と試合を振り返っていた。

これが今大会１０度目の決勝進出となるフェデラーは、２０１０年と２０１２年にしか決勝戦で負けていない。２０１０年はＬ・ヒューイット（オーストラリア）に、２０１２年はＴ・ハース（ドイツ）に敗れ準優勝だった。

大会史上最多となる８度目の優勝を狙うフェデラーは決勝で、Ａ・セッピ（イタリア）と対戦する。

フェデラーとセッピは過去に１２度対戦しており、対戦成績は１１勝１敗とフェデラーが大きくリードしている。フェデラーが唯一セッピに敗れたのは、今年の全豪オープン３回戦でのこと。

一方、フェデラーに敗れるもベスト４入りを果たした３６歳のカルロビッチは、準々決勝で第３シードＴ・ベルディヒ（チェコ共和国）と対戦し、フルセットの末に勝利したと同時に、３セットマッチの男子シングルス最多サービスエース数の新記録となる４５本を叩き出していた。

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