15日から本戦が始まる男子テニスのツアー大会であるAEGON選手権(イギリス/ロンドン)のドロー表が発表された。上位シードには、第1シードに
A・マレー(英国)、第2シードに先日の全仏オープンで初優勝を果たした
S・ワウリンカ(スイス)、第3シードには手術から復帰した
M・ラオニチ(カナダ)、そして第5シードには
R・ナダル(スペイン)が登場する。
世界ランク3位のマレーは、今季のクレーシーズンで出場する大会で負けなし、連勝記録を更新したまま初の優勝を狙い、全仏オープンに挑んだ。しかし、準決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦したマレーは、2セットダウンから巻き返してフルセットに持ち込むも、決勝進出とはならなかった。
2013年にウィンブルドンを制しているマレーは、試合後に「肉体的にはまたあの時のレベルに戻っている。そしてこれから芝のシーズンが始まる。そこでまたチャンスが握れると願っているし、去年よりはるかに良いプレーを芝でしたいと思っている。」と、自身のプレーに対して手応えを感じていた。
第2シードには、先日の全仏オープン決勝でジョコビッチを下して大会初の優勝を手にしたワウリンカが出場。昨年の同大会では、準決勝で
G・ディミトロフ(ブルガリア)に敗れてベスト4となっている。
そして、今大会からツアー復帰となる第3シードのラオニチ。今年の4月に行われたモンテカルロ・ロレックス・マスターズ準々決勝で右足の怪我のために途中棄権。その後のムチュア・マドリッド・オープン男子では、準々決勝でマレーに敗れるもベスト8進出を果たし、世界ランキングでは、自己最高位となる4位を記録した。
しかし、試合後に自身の公式ツイッターで右足の手術をすることを発表し、BNLイタリア国際男子を欠場、全仏オープンにも姿を見せることはなかった。今大会の復帰戦に注目が集まる。
また、10年ぶりに世界ランクを二桁台の10位に落としたナダルは、第5シードとして今大会に出場する。先日の全仏オープンでジョコビッチに完敗し、10度目のタイトル獲得を阻まれるなど不振と囁かれるも、現在行われているメルセデス・カップでは決勝に進出しており、ウィンブルドンへ向けて復活の兆しを見せている。
その他の上位シード勢は、第4シードに
M・チリッチ(クロアチア)、第6シードにディミトロフ、第7シードに
G・シモン(フランス)、第8シードに
F・ロペス(スペイン)が出場する。
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