男子テニスツアーの下部大会であるサービトン・トロフィー・チャレンジャー(イギリス/サービトン、芝)は10日、シングルス2回戦が行われ、第5シードの
西岡良仁(日本)がT・ファビアーノ(イタリア)を5-7, 6-4, 6-4の逆転で下し、チャレンジャー大会で今季3度目のベスト8進出を決めた。
この試合、第1セットは両者サービスキープが続くが、ファビアーノに1ブレークを許してこのセットを先取される。しかし、第2セットで2度、第3セットで3度のブレークに成功した西岡良仁が、2時間3分で逆転勝利をおさめた。
西岡良仁は準々決勝で、第4シードの
D・クドラ(アメリカ)と対戦する。
19歳の西岡良仁は、先日行われた全仏オープンに予選を3試合勝ち上がり、グランドスラム2度目の本戦入りを果たした。本戦では、1回戦で
T・ベルディヒ(チェコ共和国)と対戦し、トップ5選手に健闘するもストレートで敗れ、グランドスラム本戦で初勝利とはならなかった。
全仏後はイタリアのチャレンジャーに出場するも、1回戦で地元選手にストレートで敗退。
過去のチャレンジャー大会で西岡良仁は、昨年9月に行われた上海チャレンジャーで初優勝を飾っており、その後は決勝進出を前に敗退している。
また、同日にチェコ共和国で行われている下部大会のスパルタ・プラハ・オープンに出場中の今季3勝目を狙う
ダニエル太郎(日本)は、
A・ゲム(ブラジル)を逆転で下してベスト8進出を決めた。
西岡良仁はチャレンジャー大会で1勝しているが、今季に入ってダニエル太郎はすでに2勝している。西岡良仁はダニエル太郎に続いて、今大会でチャレンジャー大会2勝目をあげられるか期待がかかる。
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