テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は5日、男子シングルス準決勝が行われ、第14シードの
JW・ツォンガ(フランス)は第8シードの
S・ワウリンカ(スイス)と対戦。地元フランスの期待が寄せられる中、序盤から力強いプレーを見せるも、3-6, 7-6 (7-1), 6-7 (3-7), 4-6で敗れ、自身2度目の決勝進出とはならなかった。
ツォンガは地元フランスの歓声を一身に受けて果敢にプレーした。第1セットは落とすも、第2セットではタイブレークを制する接戦を繰り広げる。しかし、ツォンガは試合を通して17度のブレークチャンスを掴むも、わずか1度しかブレークをものに出来ず、ワウリンカに自身の得意とするプレーを封じられ、準決勝で姿を消すこととなった。
試合後、ツォンガは「彼(ワウリンカ)は試合の始めからとても良いプレーをしていた。なかなか攻撃的なプレーをさせてもらえなかった。試合を通して彼の方が良いプレーをしていたし、自分より冷静でいたと思う。」とワウリンカのプレーを称賛した。
1985年生まれと同世代のツォンガとワウリンカ。今回の対戦は、どちらも自身2度目のグランドスラム決勝進出をかけた戦いだった。対戦成績も3勝3敗と五分五分の戦いを繰り広げてきた両者。今回の対戦にも注目が集まっていたが、ツォンガはワウリンカに勝利を許す形となった。
一方、勝利したワウリンカは決勝で、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と第3シードの
A・マレー(英国)の勝者と対戦する。
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