テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は3日、男子シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が全仏9度の優勝を誇る第6シードの
R・ナダル(スペイン)を7-5, 6-3, 6-1のストレートで下し、全仏オープン初優勝へ向けて大きな勝利を飾った。ジョコビッチは準決勝の
A・マレー(英国)戦を警戒している様子だった。
準々決勝で行われたジョコビッチとナダルの対戦。第1セットは接戦を制してジョコビッチが先取。その後の第2・3セットはジョコビッチが勢いに乗り、終始主導権を握っていた。
クレーの絶対王者ナダルをストレートで下したジョコビッチは、決勝進出をかけて第7シードの
D・フェレール(スペイン)を7-6 (7-4), 6-2, 5-7, 6-1で退けた第3シードのマレーと対戦する。
マレーとの対戦成績を18勝8敗としているジョコビッチだが、今回の対戦を警戒している。マレーは今季、クレーコートではここまで負け知らずで、この日もクレー巧者のフェレールから初めてクレーコートで勝利を飾っていた。
「彼(マレー)はクレーでのプレーをかなり向上させている。それは疑う余地もない。マドリッドでの彼のプレーを見ていたんだ。そして今大会でもとても良いテニスをしている。動きもかなり良くなっているし、サービスも調子が良い。そしてこれまでのように繊細なプレーも出来ている。」と、マレーについてコメントしていた。
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