テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は27日、女子シングルス2回戦が行われ、世界ランク103位の
土居美咲(日本)は元女王で2008年全仏覇者の第7シード
A・イバノビッチ(セルビア)に6-3, 3-6, 4-6の逆転で敗れ、金星を逃した。
今回が初対戦となったこの試合、序盤から土居美咲は攻撃的なストロークでイバノビッチを攻め立て、第1セットを先取。
第2セットも果敢に攻めていった土居美咲であったが、調子を上げてきたイバノビッチの攻めに押されて第2セットを落としてしまう。
その後は、完全にペースを掴んだイバノビッチに攻め込まれ、土居美咲は2回戦で姿を消すこととなった。
今大会1回戦で
P・ツェトコフサ(チェコ共和国)に完勝して、全仏オープン初の2回戦進出。
直前のニュルンベルガー・カップでは予選を勝ち抜き、本戦ではシード選手を次々に破る快進撃でベスト8進出を果たしての全仏オープン出場だった。
一方、勝利したイバノビッチは2008年の全仏オープンで優勝、その後の世界ランキングでは1位へのぼりつめた。
イバノビッチは3回戦で、世界ランク165位の
D・ヴェキッチ(クロアチア)と対戦する。
また、この日は
奈良くるみ(日本)もシングルス2回戦に登場したが、第13シードの
L・サファロバ(チェコ共和国)に完敗を喫した。男子では第5シードの
錦織圭(日本)が2年ぶりの3回戦進出を果たしている。
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