- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

ナダル伝説に終止符の憶測

5月24日から開幕する今季2度目のグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)で、この10年間王者として君臨して来たR・ナダル(スペイン)だが、今年はそれが終わるのではないかと囁かれている。

これまでの同大会での成績は実に66勝1敗を誇るナダル。これは全てのグランドスラム史上例のない戦績であり、ここまで5連覇を達成しているが、今季はここまでのレッドクレーでの成績では過去に例がないほど悪い状態でいる事で全仏オープンでのナダル伝説に終止符が打たれるのではと憶測が飛んでいる。

ここまでの不調のために、ナダルはこれまでのような優勝候補筆頭とは言われていない。代わって現在世界ランク1位でここまで公式戦22連勝と絶好調のN・ジョコビッチ(セルビア)が優勝候補として上げられており、ジョコビッチ自身も全仏オープンの優勝で生涯グランドスラムの達成を目指している。

「ナダルは今年、精神的にも肉体的にも弱さを見せている。それはこれまで見られなかった事。それはロッカールームにいる他の選手達へも灯りをともす事になると思う。」と語るのは、1990年代に2度の全仏オープン優勝経験のあるアメリカ・デビスカップ監督のJ・クーリア(アメリカ)氏で、電話でのインタビューで答えていた。

そして「今では何人かの選手が、彼(ナダル)を倒せるのではないかと思っているだろう。それはノヴァーク(ジョコビッチ)以外ではこれまで見られなかった事ではないか。」と加えていた。

ナダルは今季ここまでクレーコートでは17勝5敗と大きく勝ち越してはいるものの、過去の成績からすると決して良い成績とは言えない。

2006年から2010年の5年間では、実に126勝4敗の成績を誇っていた。1つのシーズンでクレーコートでナダルが4敗以上喫したのは2003年までさかのぼる。

これまでのように、重いトップスピンの効いたフォアハンドに安定感がなく、攻撃力も以前よりなくなっている。そしてクーリア氏はナダルの持ち味でもあるフットワークもこれまでの滑らかさを欠き、スライドしながらのフットワークも力強さに欠けていると見ている。

ナダルが持つ14度のグランドスラム優勝は、R・フェデラー(スイス)の17度に次いでP・サンプラス(アメリカ)と並び歴代2位となる最多優勝回数。その半数以上を全仏オープンで果たしているナダルの唯一の敗戦は2009年にR・ソダーリン(スウェーデン)に喫したものだった。そんなナダルは、他にも問題を抱えている。

ナダルはこれまで、常に謙虚な姿勢をとって来ていた。しかし今年はコートでの緊張や自信の無さをこれまでにないくらい正直に語っている。

「多くの瞬間で多大な緊張を感じてプレーしているし、それが大切な場面なんだ。そんな場面にちょっと不安感を持ちながらプレーしているんだ。でも今後改善して行くよ。それが1週間先か半年先か1年先か分からないけど、必ずそうするさ。」とナダルは、3月の終わりに受けたインタビューで語っていた。

昨年ナダルは、クレーコートで3敗を喫しながら全仏オープンへ臨んでいた。そしてこれまでのような強さは見られず、ゆっくりと大会をスタートさせていた。

しかし15日間の大会が終わる時には、ナダルは再びトロフィーを掲げていたのだ。

「選手達は往々にして厳しい敗戦を引きずってしまうもの。ナダルはそんな敗戦やちょっとした問題を忘れ去り次の試合へ向けて前進する最高の選手だった。しかし今年は、少し引きずっているようだし、これまでの彼が持っていた物と同じようなまっすぐ前を向いている姿勢が見られない。時おり彼の目にはちょっとしたフラストレーションも見受けられ、そんな彼の姿はこれまで見たことがなかった。」とクーリア氏は述べていた。

全仏オープンでの7度の優勝を含む18度のグランドスラム優勝を持つC・エバート(アメリカ)は、「彼の顔を見て。“どうしてこれまでのようなウィナーが打てないんだ”って困惑しているように見える。」と自身の見解を語っていた。

今年のナダルはやはりこれまでとは違っている。ジョコビッチが優勝候補筆頭と見られている。ジョコビッチもこれまで全仏オープンには10回出場しており、その内6回はナダルに負けている。ここまで3回連続でナダルと対戦しているジョコビッチは、2度決勝戦で、そして1度準決勝で対戦していた。

もし今年の全仏オープンでジョコビッチが優勝を飾ったら、1992年のクーリア氏以来となる全豪オープンと全仏オープンを続けて制した選手となり、年間グランドスラムの達成も見えてくる。

ジョコビッチは全仏オープンの優勝を問われると「1試合1試合戦うだけ。そしてどこまで行けるかやってみるだけさ。」と慎重なコメントを出していた。


■関連ニュース■ 

・不安視ナダル 奇跡起きるか
・ナダル 過去最悪の状態で全仏
・ナダル 10年ぶりトップ5転落


■最新ニュース■ 

・ラオニチ全仏欠場「悲しい」
・加速し続けるマレー 初V狙う
・錦織 全仏前に得たもの
(2015年5月22日14時20分)

Facebookでニュースコメントを投稿

>> テニス365公式Facebookページ
その他のニュース

5月16日

31年ぶり快挙、米選手が2年連続4強 (10時40分)

世界3位 死闘制し初の決勝進出 (9時23分)

シナー 世界7位に衝撃の圧勝で4強 (8時07分)

5月15日

19歳 虫賀心央ら 日本勢4名が8強 (20時04分)

内島萌夏 完敗で8強逃す (19時13分)

【1ポイント速報】内島萌夏vsラヒモワ (18時43分)

トイレ行き3失点、まさかの事態 (18時12分)

世界1位 観客に「黙れ、クソ」 (16時58分)

ズべレフ苦言「もううんざり」 (16時18分)

母国大会で単複4強入り (14時49分)

新教皇 世界1位シナーと面会 (11時29分)

世界1位撃破 7度目で初勝利 (9時52分)

昨年王者ズべレフ撃破し初の4強 (8時18分)

5月14日

アルカラス 世界5位破り4強 (23時58分)

【1ポイント速報】アルカラスvsドレイパー (22時15分)

10代の日本勢7名が初戦突破 (22時12分)

ナダル 全仏OP広告でナレーション (21時02分)

大坂なおみ撃破の23歳、珍記録で4強 (18時10分)

ダニエル太郎 7連敗、苦闘続く (16時54分)

大ベテラン2名、全仏OP出場決定 (15時52分)

勝利目前で試合中断のハプニング (14時06分)

18歳 レーバー杯初参戦 (11時27分)

負傷の西岡良仁「良くなってきてる」 (10時13分)

連覇狙うズべレフ 盤石の8強入り (9時24分)

世界1位シナー リベンジ果たし8強 (8時28分)

18歳 北原結乃ら 初戦突破 (7時02分)

5月13日

現役10人目 全マスターズで8強 (22時06分)

内島萌夏 逆転勝ちで初戦突破 (20時29分)

ジョコとマレー、コーチ関係終了 (19時07分)

【1ポイント速報】内島萌夏vsサワンカエウ (18時00分)

19歳 ストレート勝ちで16強 (16時13分)

トゥロター 今季クレー初白星 (14時53分)

「WTA1000」15連勝で8強 (11時32分)

世界7位 思わぬ形で16強「残念」 (10時00分)

シナー 相手転倒も対応に称賛の嵐 (8時24分)

【動画】世界1位 観客に「黙れ、クソ」 暴言で即警告 (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!