テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は19日、男子シングルス予選1回戦が行われ、
ダニエル太郎(日本)が予選第5シードの
D・ブラウン(ドイツ)を6-3, 5-7, 7-5の接戦の末に下し、予選2回戦へ駒を進めた。
この試合、ダニエル太郎は強烈なサービスを放つブラウンに苦戦するも、試合を通して7度握ったブレークチャンスから5度のブレークに成功し、予選1回戦突破を果たした。
予選2回戦でダニエル太郎は、
M・フチョビッチ(ハンガリー)と対戦する。
その他の日本勢では
西岡良仁(日本)は予選2回戦へ進出したが、
守屋宏紀(日本)は予選1回戦で敗れた。また、
杉田祐一(日本)は予選1回戦で
J・ゾップ(エストニア)と対戦する。
全仏オープン初の本戦出場を目指すダニエル太郎は、昨年の全米オープンで厳しい予選を勝ち抜き、グランドスラム初の本戦入り。本戦1回戦でビッグサーバーの
M・ラオニチ(カナダ)に敗れた。
また、今年4月にダニエル太郎はチャレンジャー大会で初優勝を飾っている。
一方、ダニエル太郎に敗れた30歳のブラウンは、強烈なサービスとストローク戦に加えてサーブ&ボレーを織り交ぜてくるプレースタイルで、対戦相手からするとペースが掴みにくい選手。
そのためブラウンは番狂わせを起こす選手で知られており、昨年の4月の米男子クレーコート選手権で
J・イズナー(アメリカ)、6月のゲリー・ウェバー・オープンで
R・ナダル(スペイン)、7月には
F・ベルダスコ(スペイン)を破る金星をあげた。
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