女子テニスツアーのWTAプレミア大会であるBNLイタリア国際女子(イタリア/ローマ、レッドクレー、賞金総額2,183,600ユーロ/優勝賞金400,250ユーロ)は15日、女子シングルス準々決勝が行われ、第3シードの
M・シャラポワ(ロシア)が元世界ランク1位の
V・アザレンカ(ベラルーシ)を6-3, 6-2のストレートで下し、ベスト4進出を決めた。
両者は今回が15度目の対戦となり、シャラポワはアザレンカとの対戦成績を8勝7敗と勝ち越した。
この試合、シャラポワはアザレンカを前後に揺さぶる展開でポイントを繋げ、第4ゲームではリターンエースでブレークに成功。その後アザレンカに1度ブレークを返されるも、2度目のブレークに成功し、最後はアザレンカのリターンがアウトして第1セットを先取。
続く第2セット、第1ゲームからアザレンカのストロークがサイドアウトしてブレークに成功すると、アザレンカの逆をつくショットや前に出てきたアザレンカの横を抜くショットを決める。
アザレンカもバックのドロップショットを繰り出し、第7ゲームでシャラポワのマッチポイントをしのいでなんとか流れを引き止めようとするが、最後はアザレンカのフォアハンドがアウトしてシャラポワが1時間32分で勝利をおさめた。
準決勝でシャラポワは、予選勝ち上がりの同胞21歳、
D・ガブリロワ(ロシア)と対戦する。
過去同大会でシャラポワは、2011・2012年に2連覇を達成しており、昨年は3回戦で
A・イバノビッチ(セルビア)に敗れてベスト8進出を逃した。今回は大会3年ぶり3度目の優勝まであと2勝とした。
先日行われたムチュア・マドリッド・オープン女子では、大会2連覇を狙っていたシャラポワだったが、準決勝で元世界ランク2位の
S・クズネツォワ(ロシア)に敗れて決勝進出とはならなかった。
一方、シャラポワと準決勝で対戦する21歳のガブリロワは、今大会には予選を勝ち上がり本戦入りを果たし、本戦では2回戦で第7シードのイバノビッチを撃破、その後も準決勝まで快進撃を続けてきている。
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