男子テニスツアーのマスターズ大会であるムチュア・マドリッド・オープン男子(スペイン/マドリッド、レッドクレー、賞金総額4,185,405ユーロ/優勝賞金799,450ユーロ)は6日、シングルス2回戦が行われ、大会3連覇を狙う第3シードの
R・ナダル(スペイン)が
S・ジョンソン(アメリカ)を6-4, 6-3のストレートで下し、3回戦進出を決めた。
両者は今回が初めての対戦となった。
ジョンソンのサービスゲームからスタートした第1セット、序盤は両者サービスキープが続くが、ナダルが第5ゲームでブレークに成功。その後もナダルは、フォアハンドに回り込んで逆クロスにウィナーを決め、ジョンソンを圧倒して第1セットを先取した。
続く第2セットは第1セット同様、序盤はお互いサービスゲームを崩せずにキープが続く。しかし、前に出てきたジョンソンの足元にショットを決めたナダルが第7ゲームでブレークに成功。その後もグランドスマッシュを決めて会場を沸かせ、最後はジョンソンのストロークがフレームショットで大きくアウトし、ナダルが勝利を決めた。
3回戦でナダルは、
S・ボレッリ(イタリア)と対戦する。
クレーキングのナダルは、過去同大会では2005・2010・2013・2014年と4度の優勝を飾っており、今回は大会5度目で3連覇を狙う。
しかし、今季は不調なシーズン序盤戦となっているが、先日行われたモンテカルロ・ロレックス・マスターズ準決勝では
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れるも大会を通じて「自信を取り戻せた」とコメントしていた。
また、相性の良い全仏オープンでナダルは、今年優勝を果たすと自身の打ち立てた記録を更新する大会10度目の優勝で6連覇を達成することとなる。
まだ本調子のナダルではないが、今大会で更に自信を取り戻し、この後に行われるBNLイタリア国際男子、そしてクレーシーズンを締めくくる全仏オープンに臨みたいところ。
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