男子テニスツアーのマスターズ大会であるムチュア・マドリッド・オープン男子(スペイン/マドリッド、レッドクレー、賞金総額4,185,405ユーロ/優勝賞金799,450ユーロ)は5日、シングルス2回戦が行われ、第8シードの
S・ワウリンカ(スイス)がラッキールーザーで本選入りとなった
J・ソウサ(ポルトガル)を7-6 (7-1), 7-5で下し、また第5シードの
M・ラオニチ(カナダ)は
J・モナコ(アルゼンチン)を6-3, 6-4で下して、シード勢が順当に3回戦へ駒を進めた。
ワウリンカとソウサは今回が2度目の対戦となり、昨年のウィンブルドン1回戦で対決し、その時はワウリンカがストレートで勝利し、3年ぶりの2回戦進出を決めている。今回ワウリンカが勝利したことによって、対戦成績を2勝0敗とした。
この試合第1セット、両者1度のブレークに成功しタイブレークに突入するも、ワウリンカはファーストサービスが入った時に90パーセントの確率でポイントを獲得し、7-1で第1セットを先取。
第2セット、両者ブレークを許さない展開となるが、ワウリンカが2度のブレークチャンスから1度ブレークに成功して1時間32分で勝利した。
勝利したワウリンカは、3回戦で第10シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)と
F・フォニュイーニ(イタリア)の勝者と対戦する。
ワウリンカは昨年同大会2回戦で、予選勝者の
D・ティエム(オーストリア)と対戦し、フルセットの末に敗れて初戦敗退となっていた。2013年同大会では3回戦でディミトロフ、準々決勝で
JW・ツォンガ(フランス)、準決勝で
T・ベルディヒ(チェコ共和国)と下し、決勝では王者
R・ナダル(スペイン)に敗れ、準優勝となっている。
今回、ディミトロフが勝ち上がり、3回戦で対決することとなった場合、2013年と同カードでの対戦となる。
また、ラオニチとモナコは今回が3度目の対戦となり、今回ラオニチが勝利したことにより、対戦成績を1勝2敗とした。
試合を通して、ラオニチはサービスゲームで自分の流れをつくり、ファーストサービスが入った時に84パーセントの確率でポイントを獲得。モナコに1度もブレークチャンスを与えず、自身は4度のブレークチャンスから2度のブレークに成功し、最後はラオニチのファーストサービスをモナコが返せず、1時間7分でラオニチが勝利した。
勝利したラオニチは、3回戦で第11シードの
F・ロペス(スペイン)と
L・マイェール(アルゼンチン)の勝者と対戦する。
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