男子テニスツアーのATPワールド・ツアー500大会であるバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、クレー、賞金総額2,265,235ユーロ/優勝賞金457,550ユーロ)は26日、シングルス決勝が行われ、世界ランク5位で第1シードの
錦織圭(日本)が世界ランク66位の
P・アンドゥハル(スペイン)に6-4, 6-4のストレートで勝利し、大会初の2連覇を成し遂げたと同時に、
クルム伊達公子(日本)のキャリア8勝を抜き、日本選手単独最多となる通算9勝目をあげた。
今回の錦織の快挙に
松岡修造(日本)氏は自身の公式ブログに「スペイン、クレーコートの大会は
R・ナダル(スペイン)、
D・フェレール(スペイン)をはじめクレーコートのスペシャリスト達が集結する大会。そこで圭が連覇したということは、完全にクレーのテニスを手に入れたということ。入れただけではない…。新しいクレーコートのテニスを見せつけた」と綴った。
続けて「僕の今週圭の試合を見ていて感じたこと。強い!強いです。上手いだけではなく強い!どんな状況でも焦りがない。」
「普通、クレーコートのスペシャリストを相手にしていると、どうしても焦って早打ちになり自滅してしまうケースが多い。今までの圭はクレーコートの罠にはまっていた。圭はまた一段階テニスのレベルを上げている!」と今大会を通じて、錦織のクレーでのプレーを絶賛した。
また、5月3日から行われるムチュア・マドリッド・オープン男子については「昨年はナダルに途中棄権で準優勝。タフな毎日になると思いますが、世界の圭!新たなクレーコートスペシャリストとして1つ1つ前に前進してほしいです。」と言葉を送った。
身体の状態に不安が残るが、今回2連覇した勢いをつけたまま、昨年準優勝だったムチュア・マドリッド・オープン男子で今年こそはマスターズ初優勝を狙う。
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