男子テニスツアーのATPワールド・ツアー500大会であるバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、クレー、賞金総額2,265,235ユーロ/優勝賞金457,550ユーロ)は25日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
錦織圭(日本)が第14シードの
M・クリザン(スロバキア)を6-1, 6-2のストレートで退け、大会2連覇へ王手をかけた。
錦織はクリザンとは昨年の全仏オープンの1回戦で対戦していたが、その時は万全の状態で臨めなかった錦織をクリザンがストレートで下していた。しかしこの日は、開始から終止試合の主導権を錦織が握り、いきなり5ゲームを連取する猛攻を見せ、クリザンに握られた6度のブレークチャンスを全てをはね除けて1時間17分で勝利をものにした。
25歳の錦織は「またこの大会で、こうして決勝戦へ進めた事に興奮しています。今日はとても安定したプレーが出来て、全てが完璧でした。この勝利はとても嬉しいですし、今日のプレーにもとても満足しています。」と、試合後に語っていた。
錦織はキャリア9度目の優勝をかけて、第3シードの
D・フェレール(スペイン)を7-6 (8-6), 6-3で下した
P・アンドゥハル(スペイン)と決勝戦を行う。
錦織とアンドゥハルは今回が4度目の対戦となり、これまでの対戦成績は2勝1敗と錦織が勝ち越している。
直近の対戦は昨年の全米オープン2回戦で、その時はアンドゥハルの途中棄権により錦織が勝利している。
また、唯一錦織が敗れたのは、2013年5月に行われたムチュア・マドリッド・オープン男子準々決勝で、その時のサーフェスはクレーだった。
錦織とアンドゥハルの決勝は、日本時間4月27日0時半(現地時間4月26日17時半)以降に行われ、ピスタ・セントラルの第2試合に組まれている。
■関連ニュース■
・錦織 連覇かけ世界66位と対決・錦織 クレー2連覇に王手・バルセロナ・オープン ドロー
■最新ニュース■
・ウォズニアキ 大会初Vなるか・21歳 キャリア2勝目に王手・モンフィス 今季初V逃す
■最新動画■
・次世代のテニス界を担うラオニチを特集・錦織が自身初で大会初の3連覇達成