男子テニスツアーのアルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノス・アイレス、レッドクレー、賞金総額573,750ドル、優勝賞金91,050ドル)は1日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
R・ナダル(スペイン)ノーシードから勝ち進んだ
J・モナコ(アルゼンチン)を6-4, 6-1のストレートで下し、シングルス今季初、昨年の全仏オープン以来となる優勝を果たした。
この試合、ナダルはファーストサービスを決めた時79パーセントの確率でポイントを獲得し、モナコに1度もブレークチャンスを許すことなく、試合通じて9度のブレークチャンスから4度のブレークに成功し1時間26分で勝利した。
両者は7度目の対戦となり、ナダルはモナコに6勝1敗とした。
勝利したナダルは今季シングルス初優勝、キャリア65勝目を達成。
現役選手では
R・フェデラー(スイス)の84勝に次ぐ2位で、オープン化以降では
B・ボルグ(スウェーデン)と
P・サンプラス(アメリカ)を抜いて単独5位となった。
通算優勝回数では1位が
J・コナーズ(アメリカ)の109勝、2位が
I・レンドル(アメリカ)の94勝、3位がフェデラーの84勝、4位が
J・マッケンロー(アメリカ)の77勝、5位がナダルの65勝となっている。
また、クレーでの優勝回数を46勝目とし、70年代に活躍した
G・ビラス(アルゼンチン)が持つ最多記録49勝まであと3勝とした。
ナダルと対戦したモナコはダブルスのペアとして今大会に出場しベスト8、今季の開幕戦カタール・エクソンモービル・オープンでは優勝を果たしている。
《モナコ/ ナダル組 カタール・エクソンモービル・オープン優勝》ナダルは今大会1回戦は場シード選手のため免除、2回戦で
F・アルゲロ(アルゼンチン)、準々決勝で
F・デルボニス(アルゼンチン)、準決勝で
C・ベルロク(アルゼンチン)、決勝でモナコを下し優勝、モナコは1回戦で
M・ゴンサレス(アルゼンチン)、2回戦で第5シードの
L・マイェール(アルゼンチン)、準々決勝で第3シードの
P・クエバス(ウルグアイ)、準決勝で
N・アルマグロ(スペイン)を下している。
ナダルは同大会2度目の出場で、前回出場した2005年は準々決勝で
G・ガウディオ(アルゼンチン)にフルセットで敗れている。
ナダルは今季、カタール・エクソンモービル・オープンでまさかの初戦敗退、全豪オープンでは
T・ベルディヒ(チェコ共和国)に敗れベスト8、先週行われたリオ・オープンでは2連覇を逃しており、ダブルスで優勝するも嬉しいシングルス初優勝となった。
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