2月16日から行われるリオ・オープン男子(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、賞金総額1,548,755ドル、優勝賞金343,000ドル)に第1シードで出場する
R・ナダル(スペイン)は、得意のクレーコートで今季最初の大会に臨むが、肉体的不安のない万全な状態であるものの現地の気温の高さを懸念していた。
昨年の怪我や病に悩まされたシーズンから脱出したナダルだが、今季はここまで2大会に出場し4勝2敗と好成績を出せていない。そんなナダルだが、クレーコートで行われる全仏オープンではこれまで10回の出場で9度の優勝を飾るなど、クレーコートでは圧倒的な強さを誇っており、今季最初のクレー大会でのプレーに注目が集まっている。
この大会には全豪オープンで準々決勝敗退して以来の公式戦となるナダルは、リオデジャネイロの息苦しくなるほどの気温の高さを気にかけているが、毎年行われているリオのカーニバルに大会前日の日曜日に参加する事も計画していると言う。
現地金曜日の最高気温は38度。天気予報によると、この気温は今週も続くとされている。
「この暑さは選手に影響を及ぼすだろう。この状況はとても難しい。更に湿度も高いためにかなり厳しい。もし気温が下がらなければ、自分も苦しめられるだろうし、何とかして戦い抜く方法を探したい。」とナダルは語っていた。
ナダルは今季最初の大会として出場したカタール・オープンでは、
M・ベレー(ドイツ)にまさかの初戦敗退を喫し、続いて出場した全豪オープンでは、それまで17度の対戦全てで勝利を飾っていた
T・ベルディヒ(チェコ共和国)の前に準々決勝敗退を喫していた。
そんなナダルだが、これからの2週間で行われる南米でのクレーコート2大会で本来のプレーを取り戻したいと願っている。今年で3年目となるこの南米のクレーコート・シリーズだが、それまでの2年はあまり良い状態で出場出来ずにいたが、今年はこれまでと比べると大分良い状態にあると言う。
「肉体的にはとても良い感触を持っている。」とナダルは現状についてコメントしていた。
ナダルは、そのプレースタイルから体への負担が大きく、その事からテニス人生が短くなるのではと懸念される質問がこれまでもよくレポーターから受けていた。28歳のナダルはこれまで14度のグランドスラム優勝を飾っているが、昨年のこの時期と比べると体重を落として南米大会へ臨んでいる。
「健康な体がこれまでの自分のテニス人生を支えて来た。それが今の自分の地位を築いてくれているし、ここまで成し遂げた事にも繋がっている。もし健康でなければ、こんな大きな事を成し遂げる事は不可能だろう。体への自信が必要だし、自分のテニスをする事にも必要な事。」
そう語るナダルだが、全豪オープンのためにオーストラリア入りした時は、優勝するにはまだ十分ではないと語っていた。
その発言を受けて、これまで『クレー・キング』の称号を与えられて来たナダルは、今はどうなのかを金曜日の記者会見で問われた。
「ここで優勝できるのに準備ができているかは分からない。火曜日の1回戦へ向けて準備をして試合モードになれるように努める。そしてどうなるかはやってみなければ分からない。クレーでの試合はかなり久しぶりの事だし、そう言う時はいつも調整に時間がかかるもの。」と慎重な発言をしていた。
ナダルは1回戦で
T・ベルッチ(ブラジル)と対戦する。
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