男子テニスツアーのドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権男子(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、賞金総額2,503,810ドル、優勝賞金505,000ドル)は27日、シングルス準決勝が行われ、第2シードの
R・フェデラー(スイス)がラッキールーザーの18歳、
B・コリッチ(クロアチア)に6-2, 6-1で圧勝し、大会7度目の優勝に王手をかけた。
両者は今回が初めての対戦となった。
この試合、フェデラーはファーストサービスが入った時に71パーセントの確率でポイントを獲得し、コリッチに1度ブレークを許すもそれを上回る5度のブレークに成功。ネットプレーで圧倒したフェデラーが、56分で決勝進出を決めた。
決勝でフェデラーは、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。
両者は今回が37度目の対戦となり、対戦成績は19勝17敗とフェデラーがわずかにリードにしている。
両者は昨年11月のバークレイズATPワールドツアー・ファイナルズの決勝で対戦する予定だったが、フェデラーが腰の故障を理由に試合開始前に棄権を申し入れたため、試合は行われずにジョコビッチが優勝した。
《フェレール棄権の記事はこちら》両者が実際に対戦した直近の試合は、昨年10月に行われた上海マスターズ準決勝で、その時はフェデラーがストレートで勝利して決勝進出を決めていた。
《直近の対戦はこちら》また、昨年同大会の準決勝でも対戦しており、その時はフェデラーが逆転で勝利している。
同大会で6度の優勝を誇るフェデラーは、今大会1回戦で
M・ユーズニー(ロシア)、2回戦で
F・ベルダスコ(スペイン)を下し、準々決勝では
R・ガスケ(フランス)の途中棄権で準決勝進出を決めており、今回コリッチを下して決勝となった。
一方、敗れた18歳のコリッチは、世界ランク84位で現在男子世界ランクのトップ100位内での最年少。昨年10月に行われたスイス・インドア準々決勝で
R・ナダル(スペイン)を破る金星をあげ、さらに年末にはATPランキングトップ100の最年少選手として「スター・オブ・トゥモロー賞」を受賞していた。
今大会はラッキールーザーとして本戦入りを果たし、準々決勝では第3シードの
A・マレー(英国)を破り、自身2度目となるATPツアーでの準決勝進出を決めるも、世界ランク2位のフェデラーに敗れてベスト4となった。
《コリッチ「幸運が転がり込んだ」》
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