男子テニスツアーのメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、ハード、賞金総額659,070ドル、優勝賞金106,565ドル)は14日、男子シングルス準決勝が行われ、自身初の大会3連覇を狙う第1シードの
錦織圭(日本)が2010年度優勝者
S・クエリー(アメリカ)を5-7, 7-6 (7-5), 7-6 (7-5)のフルセットで下し、自身初の3連覇まで王手とした。
クエリーのサービスで始まったこの試合、第1セットは先に錦織がブレークチャンスが掴むが活かすことができず両者サービスキープが続く。第12ゲーム、クエリーの3度目のセットポイントで錦織はバックハンドのダウンザラインをアウトし第1セットを落とした。
第2セットでも先にブレークチャンスを掴むのは錦織だが活かせず、両者サービスキープが続き錦織にとって今大会初のタイブレークに突入する。
タイブレークに入り、両者サービスポイントのキープが続く。終盤12ポイント目でストローク戦を制し、錦織が第2セットで追いつく。
錦織のサービスで始まったファイナルセット、第3ゲームで錦織は先にブレークチャンスを与えてしまう。2度目のチャンスでクエリーの攻撃的なストロークを前にバックの返球をアウトしブレークを許す。
この時、第2セットでトレーナーに診てもらった左足を気にするしぐさを見せた。
しかし第6ゲーム、クエリーのショットをよみカウンターを決め15-40とすると1度目のチャンスでストローク戦を制しブレークバックに成功する。
その後は両者サービスキープが続き、第12ゲームでストローク戦を制した錦織が15-40とマッチポイントを掴むが、クエリーが粘りこのセットもタイブレークとなる。
タイブレークに入り、1ポイント目で錦織はミニブレークを許すが2ポイント目で追いつく。クエリーのダブルフォルトで2-1とリードすると、錦織のボレーにクエリーが食らいつき返しミニブレーク。
5ポイント目まで共にミニブレークが続くがクエリーが6ポイント目でキープする。しかし錦織が7ポイント目でミニブレークに成功し追いつくと、10ポイント目でクエリー痛恨のダブルフォルトで錦織にマッチポイントが訪れる。
12ポイント目、4度目のマッチポイントでクエリーのリターンがアウトとなり錦織が2時間41分の激闘を制した。
両者は6度目の対戦となり、錦織はクエリーに3勝3敗とした。
前回の対戦となる昨年7月に行われたシティ・オープン男子2回戦では、錦織が2008年の初対戦以来、約6年ぶりに勝利をおさめたが2連勝とし、これまで苦手としていたクエリーに勝利数で並んだ。
勝利した錦織は大会初、自身初の3連覇を目指し、
D・ヤング(アメリカ)を4-6, 6-3, 6-4で下した第2シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)と対戦する。
《錦織vsクエリー 1ゲーム速報中》
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