テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額15,561,973ドル)は26日、女子シングルス4回戦が行われ、第18シードの
V・ウィリアムズ(アメリカ)が第6シードの
A・ラドワンスカ(ポーランド)を6-3, 2-6, 6-1のフルセットで下し、5年ぶりとなる準々決勝進出を決めた。
ヴィーナスが勝利を決めた瞬間、センターコートであるロッド・レーバー・アリーナの上空にはオーストラリア・デーを祝う花火が打ち上げられた。
これまで7回のグランドスラム優勝を持つ34歳のヴィーナスは、これが2010年のウィンブルドン以来となるグランドスラムでのベスト8進出となった。2011年にヴィーナスは、体力が奪われてしまうなどの症状のシェーングレン症候群だと診断され、その後は病と戦いながら現役生活を続けていた。
ナイトマッチで行われたその試合には、昼に行われた試合で第24シードの
G・ムグルサ(スペイン)を2-6, 6-3, 6-2の逆転で下した妹の
S・ウィリアムズ(アメリカ)が応援に駆け付けており、試合後のインタビューでヴィーナスは、そんなセリーナから受けた応援や刺激に対して感謝の気持ちを表していた。
「まさに妹のセリーナのお陰。彼女は最高のチャンピオンなの。そしてもちろん、良い時も悪い時もずっと支え続けてくれた全てのファンの皆さんからの多大な応援のお陰でもあります。」とヴィーナス。
そしてこの日の勝利をここ最近での最大の勝利ではと問われると「外から見るとそう見えるでしょうね。でもこれまでも経験している事だから喜びで飛び上がるような事はないわ。」と冷静に受け止めている事実を明かしていた。
そしてヴィーナスは「どんな勝利だって興奮するもの。例えそれが1回戦だろうと決勝戦だろうと。自分はただまた水曜日にコートに立って全力を尽くすだけ。」と次の試合への気持ちを加えていた。
ヴィーナスは準々決勝で
M・ブレングル(アメリカ)との同胞対決を6-2, 6-4で制した
M・キーズ(アメリカ)と対戦する。19歳のキーズはウィリアムズ姉妹のプレーを見ながら育ち、常に影響されて来たと語っていた。
そんなキーズは「この全てが経験なの。本当に良いプレーが出来ているし、色んな人から言われて来た通りに出来ている気がする。やっとここへたどり着けた事や、良いプレーが続けられている事がとても嬉しい。」と喜びを表していた。
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