男子テニスのエキシビション大会であるクーヨン・クラシック(オーストラリア/クーヨン、ハード)は14日にシングルス1回戦が行われ、
錦織圭(日本)が
J・トンプソン(オーストラリア)(オーストラリア)を6-4, 3-6, 7-6 (7-4)で下し、ベスト4進出を果たした。
この試合、第1セットが錦織、第2セットはトンプソンがそれぞれ1度のブレークに成功しセットを取る。
ファイナルセットでは第2ゲームで錦織がブレークチャンスを掴むも、フォアのスライスリターンなどをアウトしブレークすることが出来なかった。
トンプソンのサービスに苦しめられた錦織は第5ゲームでフレームショットやダブルフォルトなどらしくないミスが続くがサービスキープに成功する。
第5ゲームを終え、雨のため中断となり選手は控室にいったん戻る。
20分程度の中断の後に再開され、第8ゲームで15-40と錦織にブレークチャンスが訪れると、2度目のチャンスで錦織のフォアにトンプソンが追いつくことが出来ずブレークに成功する。
錦織のサービング・フォー・ザ・マッチとなる第9ゲームでは0-40とピンチを迎え、2度しのぐがトンプソンの果敢に攻めによりブレークバックを許す。
第11ゲームをラブゲームでキープした錦織だが、トンプソンが粘りタイブレークにもつれると2ポイント目で錦織が先にミニブレークに成功。
しかし4ポイント目でバックハンドをアウトし追いつかれると、7ポイント目で再びミニブレークに成功するが9ポイント目で追いつかれ、10ポイント目で逆をつきフォアハンドのウィナーを決め、マッチポイントとすると最後はトンプソンのダブルフォルトで勝利した。
徐々に調子を上げるトンプソンに対し、第2セット以降、雨による中断や強風に苦しめられた錦織だったが、大会2連覇へ向け前進した。
両者は初対戦で、対戦相手のトンプソンは現在20歳で世界ランクは273位、今年の全豪オープンでは主催者推薦で本戦出場することが決まっている。
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