男子テニスツアーのチェンナイ・オープン(インド/チェンナイ、ハード、賞金総額458,400ドル/優勝賞金7万3,400ドル)では、今季最初のグランドスラムである全豪オープンでの連覇を狙う
S・ワウリンカ(スイス)が第1シードで出場し、好調なシーズンのスタートを狙う。
昨年ワウリンカは自身最大のブレークの年となった。開幕戦として出場した今大会では2011年に次ぐ2度目の優勝を果たし勢いをつけると、全豪オープンでは準々決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)を、準決勝では
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を、そして決勝戦では
R・ナダル(スペイン)を下し、自身初となるグランドスラム優勝を手にした。
《ワウリンカ優勝の記事はこちら》国別対抗戦のデビスカップでも祖国スイスを代表し決勝へ進み、決勝戦ではフランスと対戦し、シングルスでは
JW・ツォンガ(フランス)を、ダブルスでは
R・フェデラー(スイス)と組み勝利を飾り、スイスを優勝へと導ていた。
「昨年はこの大会で優勝を飾り、2014年を最高のシーズンとなるために幸先の良いスタートを切ることが出来た。今年もそれを繰り返したい。昨年の全豪オープンではジョコビッチやベルディヒ、そしてナダルから勝利を飾って最高のスタートを切り、モンテカルロのマスターズ大会の決勝ではフェデラーを倒すことも出来た。」と29歳のワウリンカは、20回目の記念の大会となる今大会会場でのインタビューに答えていた。
今大会の上位4シード選手は1回戦が免除されているため、世界ランク4位で第1シードのワウリンカは、初戦となる2回戦で
B・コリッチ(クロアチア)と
R・ハーセ(オランダ)の勝者と対戦する。第2シードに
F・ロペス(スペイン)、第3シードに
R・バウティスタ=アグ(スペイン)、そして第4シードには
D・ゴファン(ベルギー)がエントリーしている。
24歳のゴファンにとって今大会は思い出のある大会。2011年には自身初のATPツアーでの勝利を飾り、2012年にはベスト8進出を果たしていた。
「この大会では良い試合の思い出がたくさんある。今年は更に良い結果を出して、トップ20入りを果たしたい。」と語るゴファンは、昨年手首の怪我から復帰し、110位だったランキングを自己最高位である現在の22位へと上昇させ、2014年の『カムバック・ブレーヤー賞』を受賞していた。
地元インドからは、
S・デウバーマン(インド)が主催者推薦を受けてシングルスの本戦へ出場する。そして長年ダブルスで活躍を続けている
L・パエス(インド)はR・クラーセンと組んで第1シードで、
M・ブパティ(インド)はS・ミネニと組んで主催者推薦でダブルスの本戦へ出場する。
■関連ニュース■
・元9位 復帰戦で勝利飾れず・ジョコビッチ 4連覇に王手・フェデラー 「最高の気分の1つ」
■最新ニュース■
・錦織 複で4試合目に登場・ジョコビッチ 初出場でVなるか・ブリスベン国際男子 ドロー表
■最新動画■
・ジョコビッチvsワウリンカ【ツアー最終戦】・ベルディヒvsチリッチ【ツアー最終戦】