男子テニスの上位8選手によって争われる今季の最終戦、バークレイズATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ ロンドン、賞金総額650万ドル)は13日、グループBの予選ラウンドロビン3試合目が行われ、第4シードの
錦織圭(日本)は準決勝進出が確定した。
現在行われている第2シードの
R・フェデラー(スイス)と第5シードの
A・マレー(英国)の試合で、フェデラーがマレーから1セットを取ったため、この時点で錦織の準決勝進出が決まった。
マレーがフェデラーをストレートで下した場合、フェデラーと錦織、マレーが対戦成績で並び、セット獲得率で錦織が劣るため準決勝進出とはならなかった。
しかしフェデラーが1セット取ったため、マレーが逆転でフェデラーを下しても錦織とマレーが並び、直接対決で錦織が勝利しているため錦織が準決勝進出となる。
錦織は予選ラウンドロビンで1試合目でマレーを下し、2試合目でフェデラーに敗れ、3試合目でラオニチと対戦を予定していたが棄権のため急遽
D・フェレール(スペイン)と対戦。
フェレールを逆転で下し2勝1敗とした。
錦織はアジア人男子初のツアー・ファイナルズ出場で初の準決勝進出という快挙を達成した。
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