男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、賞金総額約345万ユーロ/優勝賞金約57万ユーロ)は31日、日本人初の最終戦出場に向け、第6シードの
錦織圭(日本)と第4シードの
D・フェレール(スペイン)の準々決勝が行われる。
両者は8度目の対戦となり、これまでの対戦は4勝3敗と錦織が勝ち越している。
今年対戦したソニー・オープン4回戦、ムチュア・マドリッド・オープン準決勝ではいずれも錦織が接戦の末に勝利している。
《錦織vsフェレール ソニー・オープン4回戦》《錦織vsフェレール ムチュア・マドリッド・オープン準決勝》錦織は9月に行われたマレーシア・オープン、翌週の楽天ジャパン・オープンで自身初の2週連続優勝を果たすも、連戦の疲労から右臀部を痛め、翌週に行われた上海マスターズでは初戦となる2回戦で世界ランク44位の
J・ソック(アメリカ)にストレートで敗れた。
万全な体調では無かったため当初出場を予定していたバレンシア・オープンを欠場し今大会に臨んだ。
今大会初戦となる2回戦では9月から好調を維持している
T・ロブレド(スペイン)と対戦。
上海マスターズ以来の試合となる錦織は第1セットをタイブレークで落とすが逆転勝ちを収める。
《錦織vsロブレド BNPパリバ・マスターズ2回戦》3回戦では昨年の同大会で対戦した第10シードの
JW・ツォンガ(フランス)と対戦。
第1セットは錦織ペースで試合を進めるが、地元のツォンガは観客の声援に応え追いつくが、最後はツォンガのミスで錦織が勝利し、昨年の同大会に続き錦織が2連勝し、大会初のベスト8進出を果たした。
《錦織vsツォンガ BNPパリバ・マスターズ3回戦》また、11月9日から行われ、今季の大会獲得ポイント上位8名が出場できる、ATPワールドツアー・ファイナル出場を狙う錦織は、次のフェレール戦で勝利すると他の選手の結果に関係なくアジア人男子初の出場が決まる。
またフェレールも最終戦出場ランキング9位としており、
R・ナダル(スペイン)が欠場のため出場圏内ではあるが、錦織に勝つことが必要となる。
両者の試合は10月31日、コートセントラルの第4試合に行われ、試合開始時刻は日本時間11月1日午前4時30分(現地時間10月31日20時30分)以降に行われる。
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