1940年代後半から50年代前半までプロ選手として活躍、その後はテニスコーチとなったヴィック・ブレーデン氏が心不全で85歳でこの世を去った。
ブレーデンの奥さんのメロディー・ブレーデンによると、彼はカリフォルニア州南部にあるオレンジ郡にある自宅で月曜日に亡くなった。
彼は当時の実家であるミシガン州のモンロー郡の小学校でテニスを始めた。
ブレーデン氏はミシガン州のカラマズーカレッジを1951年に卒業。学生時代には、大学のテニスチームのキャプテンを務めており、チームをミシガン州大学競技協会の大会で4年連続で優勝に導いた。その後、彼は当大学の栄誉殿堂に入ることになる。
ブレーデン氏は卒業後にプロに転向したが当時、プロレベルの大会はわずかだった。そして、ジャック・クレイマーとプロツアーに参加するが、彼と一緒にツアーを回っていたのが栄誉殿堂入りの
C・エバート(アメリカ)の父親であるジミー・エバートなどである。
エバートが自身のツイッターで「安らかに眠れ、ヴィック・ブレーデン」と呟き、続けて「彼はいつも創造的でテニスの最前線にいた。」と書いた。
また、「テニスコーチのブレーデンが亡くなってとても残念です。彼はテニスにおいて開拓者、革新者、伝説的人物でもある」と彼らと同じ栄誉殿堂入りの
T・オースティン(アメリカ)がツイッターで呟いた。
ブレーデン氏は、革新的な教え方とテニス教育の基礎を導入した技術などで知られるようになった。彼はテニス教育についていくつかの本や論文を出版した。また、彼はカリフォルニア州の認定心理学者でもあった。
B・ジーン・キング(アメリカ)が「テニスが宝物を失った」とツイッターで呟き、さらに「彼はいつもテニス科学の最前線に立っていたし、テニス界では過去最高である」と続けた。
メモリアルは後日行われる予定。
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