アメリカのニューメキシコ州/アルバカーキで今週行われている女子ツアー下部大会のITFサーキット(賞金総額75,000ドル)に元世界7位の
N・バイディソバ(チェコ共和国)が4年半ぶりとなるプロトーナメントへの復帰を果たし、初戦で勝利を飾った。
主催者推薦枠で出場したバイディソバは1回戦で
S・カラタンチェバ(ブルガリア)と対戦し、10回のサービスゲームで許したブレークは1度、逆に3度のサービスブレークに成功し、6-3, 6-4のストレートで下して復帰戦で勝利を挙げた。
カラタンチェバは前週に開催されたWTAツアー大会のベル・チャレンジ(カナダ/ケベック州)で8強入りしていた。
試合後に泣き出すバイディソバに久しぶりの試合の感想を聞くと、「再びテニスをできてすごく嬉しいです!」とコメントした。
2004年から2009年にかけての5年間、バイディソバは女子テニス界の若手スターの1人だった。
弱冠15歳でツアー初優勝を飾ると3週連続優勝を含む6回のWTAツアータイトル獲得、2006年の全仏オープンと2007年の全豪オープンでの準決勝進出を含む計5回のグランドスラム準々決勝進出という輝かしい実績。
そして、愛くるしい表情と長身でスリムなスタイルで多くのテニスファンを魅了した。
17歳のバイディソバは2006年に世界トップ10入りを果たすと翌年には自己最高位の7位を記録。
2010年3月に20歳の若さで現役を引退していたが、最近になってツアーに復帰することを明らかにしていた。
また引退後まもなくチェコ共和国の男子テニスを代表する
R・シュティエパネック(チェコ共和国)と2010年7月に結婚をした事も大きな話題となった。(2013年に離婚)
復帰初戦で勝利したバイディソバは、翌日行われた2回戦で第3シードの
J・コンタ(英国)と対戦し、6-1, 1-6, 4-6のフルセットの末に敗れたが、今後の動向に注目が集まる。
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