テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は7日、女子シングルス決勝が行われ、第1シードの
S・ウィリアムズ(アメリカ)が第10シードの
C・ウォズニアキ(デンマーク)を6-3, 6-3のストレートで下し、大会3連覇とキャリア通算63勝目をあげた。
両者は今回が10度目の対戦で、セリーナはウォズニアキとの対戦成績を9勝1敗とさらにリードを広げた。
セリーナは、過去同大会で1999・2002・2008・2012・2013年と5度の優勝を誇っており、今回は大会6度目の優勝と3連覇を達成した。
今季行われたグランドスラムでは、全豪オープン4回戦で敗退、全仏オープン2回戦敗退、ウィンブルドン3回戦敗退と結果を残せていなかったセリーナ。
しかし、ハードコートシーズンに入ってからは、バンク・オブ・ウエスト・クラシックの決勝で
A・ケルバー(ドイツ)を下して今季4度目のタイトル獲得と、キャリア通算61勝目をあげた。
その後全米オープンの前哨戦であるロジャーズ・カップ女子は、姉の
V・ウィリアムズ(アメリカ)に敗れるもベスト4、W&Sオープン女子では決勝で
A・イバノビッチ(セルビア)を下して大会初の優勝を飾っており、今大会には自信をつけて臨んできていた。
今大会では、全試合1セットも落とさず、ストレート勝ちという圧巻の強さで優勝トロフィーをものにした。
一方、敗れたウォズニアキは今大会、1回戦で
M・リバリコワ(スロバキア)、2回戦で
A・サスノビッチ(ベラルーシ)、3回戦で第18シードの
A・ペトコビッチ(ドイツ)を下し、4回戦では今年の全仏覇者で第5シードの
M・シャラポワ(ロシア)を破り、準々決勝で第13シードの
S・エラーニ(イタリア)を下した。準決勝ではノーシードの
S・ペン(中国)と対戦するも、途中棄権のため決勝へ駒を進めていた。
過去同大会でウォズニアキは、2009年の決勝で
K・クレイステルス(ベルギー)に敗れるも準優勝を飾っており、今回はグランドスラム初の優勝を狙うも、友人のセリーナに阻まれることとなった。
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