テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は6日に行われる準決勝で、第10シードの
錦織圭(日本)がグランドスラム初の決勝進出をかけて第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。
錦織は3日に行われた準々決勝で、第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)を3-6, 7-5, 7-6 (9-7), 6-7 (5-7), 6-4と4時間14分に及ぶ大激闘の末に勝利し、自身初となるグランドスラムベスト4進出、さらに同大会1918年に記録した熊谷一弥以来となる日本男子96年ぶりの準決勝進出という快挙を達成した。
錦織は勝利後のインタビューで「昨日(2日)は体にはりがあって少し疲れていたけど、今日は100パーセントに近いコンディションでプレー出来た。フルセットマッチが2試合続けてあって、タイブレークも多かった。第4セットを落とした後はギリギリの展開でとてもタフな試合になった。ただ第3ゲーム、第4ゲームで良いプレーが出来ていたから第5ゲームにいい形で入れた。サービスゲームに集中し、最後のワンチャンスをものに出来た。」と話している。
「今日この試合に勝ててもちろんうれしいが、トーナメントはまだ続くので気は抜けない。昨年からプレーの改造を続けていてコーチと共にハードな練習をしてきた。それがこのような結果に繋がってとてもうれしい。」
「歴史に名を残せることはとても光栄なこと、ここでプレーするのは好きで、住んでいる場所にも近いし、アジアの方や日本のファンが見に来てくれるので楽しんでプレー出来ています。」とコメントしている。
錦織のグランドスラム初の決勝進出をかけた一戦は、日本時間9月7日午前1時、(現地時間9月6日12時)から開始し、アーサーアッシュ・スタジアムの第1試合に組まれている。
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