テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は4日、男子シングルス準々決勝が行われ、第2シードの
R・フェデラー(スイス)が第20シードの
G・モンフィス(フランス)を4-6, 3-6, 6-4, 7-5, 6-2で下し準決勝進出を決めた。
この試合、フェデラーはファーストサービスが入った時76パーセントの確率でポイントを獲得し、モンフィスから6度のブレークに成功し3時間20分で勝利した。
第1セット、フェデラーは序盤からブレークチャンスを掴むが活かすことが出来ず、第5ゲームで先にブレークを許しこのセットを落とす。
フェデラーは第2セット第1ゲームからブレークを許す展開となる。第2ゲーム途中でモンフィスが足を痛め、第3ゲーム終了時にトレーナーを呼びマッサージを受ける場面があるが、モンフィスの集中力は衰えることが無かった。
このセット、フェデラーは第9ゲームでもブレークを許し、後が無くなる。
第3セット、フェデラーは第1ゲームでブレークに成功し、この試合初めてリードするも、第4ゲームでブレークバックを許す。しかし第5ゲーム、フェデラーは強引ともいえるネットプレーでブレークに成功する。その後両者サービスキープが続きフェデラーが1セット返す。
第4セットもフェデラーが第3ゲームで先にブレークするも、第4ゲーム最後はフェデラーがボレーをネットにかけ、相手コートに入るもそれがモンフィスにとってチャンスボールとなりバックハンドのパッシングショットをクロスに決めブレークバックを許す。この時フェデラーはラケットでネットを叩く場面が見られた。
フェデラーは第10ゲーム、モンフィスに2度のマッチポイントを与えるピンチを凌ぎ、サービスキープすると第11ゲーム、モンフィスの2度連続ダブルフォルトでブレークに成功する。フェデラーが第12ゲームをサービスキープし第4セットを取り、ファイナルセットに突入する。
ファイナルセットに入るとモンフィスは集中力が欠け、序盤のような勢いは無くなる。試合はフェデラーの一方的なペースとなりファイナルセットはわずか27分でフェデラーが取り、逆転勝利を収めた。
両者は10度目の対戦となり、フェデラーはモンフィスに8勝2敗とした。
勝利したフェデラーは準決勝で第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を6-2, 6-4, 7-6 (7-4)で下した第14シードの
M・チリッチ(クロアチア)と対戦する。
フェデラーは同大会3年ぶり9度目の準決勝進出となり、ウィンブルドンに続き2大会連続となる。
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