テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は2日、女子シングルス準々決勝が行われ、元世界ランク14位の
S・ペン(中国)が17歳の
B・ベンチッチ(スイス)を6-2, 6-1のストレートで快勝し、シングルスではグランドスラム初のベスト4進出を決めた。
この試合、ペンはファーストサービスが入った時に73パーセントの確率でポイントを獲得し、24本のウィナーを放った。さらに、ベンチッチのサービスゲームを5度のブレークチャンスから4度ブレークに成功して1時間4分で準決勝進出となった。
準決勝でペンは、第10シードの
C・ウォズニアキ(デンマーク)と対戦する。
世界ランク39位のペンは、今大会2回戦で第4シードの
A・ラドワンスカ(ポーランド)、3回戦は第28シードの
R・ビンチ(イタリア)、4回戦で第14シードの
L・サファロバ(チェコ共和国)を破っての勝ち上がりとなり、今回ベンチッチに勝利してベスト4入りを決めた。
ダブルスでは、今年の全仏オープンと昨年のウィンブルドンでタイトルを飾っている。
一方、敗れた17歳のベンチッチは、今大会1回戦で
Y・ウィックマイヤー(ベルギー)、2回戦は第31シードの
奈良くるみ(日本)、3回戦は第6シードの
A・ケルバー(ドイツ)、4回戦は元女王で第9シードの
J・ヤンコビッチ(セルビア)を破る快進撃を続けてきており、グランドスラム初のベスト4入りを狙うも、ペンに敗れることとなった。
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