テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は31日、女子シングルス4回戦が行われ、第10シードの
C・ウォズニアキ(デンマーク)が第5シードの
M・シャラポワ(ロシア)を6-4, 2-6, 6-2のフルセットで下し、3年ぶり3度目の準々決勝進出を決めた。
この試合、ウォズニアキはファーストサービスが入った時、64パーセントの確率でポイントを獲得し、シャラポワから4度のブレークに成功し2時間37分で勝利した。
第1セット第2ゲームでウォズニアキが先にブレークすると、第5ゲームでブレークバックを許す。しかし第10ゲーム、15-40の場面でシャラポワがフォアハンドをネットにかけ、2度目のブレークでウォズニアキが第1セットを先取する。
第2セット第1ゲームからウォズニアキはブレークを許し4ゲーム連取されると、第2セット6-2で追いつかれる。サービスキープが出来た第7ゲームもシャラポワにブレークチャンスを掴まれ、ようやくキープ出来たという展開だった。
第3セット第4ゲームでウォズニアキがラブゲームでブレークに成功すると、シャラポワにブレークチャンスを与えずに試合を進め、第8ゲーム15-40とし、最後はバックハンドのウィナーを決めウォズニアキが制した。
共に元世界ランク1位の両者は8度目の対戦となり、ウォズニアキはシャラポワに3勝5敗とし、2011年3月に行われたBNPパリバ・オープン以来、4試合ぶりの勝利となった。
今年の全仏オープンで2年ぶり2度目の優勝を果たしたシャラポワだが、全豪オープン、ウィンブルドン、全米オープンは4回戦敗退となった。
《シャラポワ 全仏オープン2度目の優勝》勝利したウォズニアキは準々決勝で
M・ルチッチ=バーロニ(クロアチア)を6-3, 2-6, 6-0で下した第13シードの
S・エラーニ(イタリア)と対戦する。
ウォズニアキがグランドスラムでベスト8進出となるのは2012年の全豪オープン以来となり、全米オープンの最高成績は2009年、元世界ランク1位の
K・クレイステルス(ベルギー)に敗れた準優勝が最高としている。
また、女子の上位シードでは第5シードのシャラポワが4回戦で敗れ、第2シードの
S・ハレプ(ルーマニア)、第3シードの
P・クヴィトバ(チェコ共和国)、第6シードの
A・ケルバー(ドイツ)が3回戦敗退、第4シードの
A・ラドワンスカ(ポーランド)、第8シードの
A・イバノビッチ(セルビア)が2回戦敗退と波乱が起こっている。
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