テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は25日、女子シングルス1回戦が行われ、
クルム伊達公子(日本)は第19シードの
V・ウィリアムズ(アメリカ)に6-2, 3-6, 3-6の逆転で敗れ、2回戦進出を逃した。
この試合、クルム伊達は6度のブレークに成功するもヴィーナスに7度のブレークを許し、2時間1分の接戦の末に敗れた。
クルム伊達は初のアーサーアッシュ・スタジアムでの試合となり、第1セット第3ゲームでブレークに成功しリードすると、第6ゲームでブレークを許すも3度のブレークで第1セットを34分で先取する。
しかしその後はクルム伊達が1度のブレークに成功するも、2度のブレークを許し第2セットを落とす。第3セットでは5ゲーム連取を許し後がなくなるも、第6ゲームでブレークに成功し、3ゲーム連取して巻き返しを計るが惜しくも敗れた。
両者は4度目の対戦となり、クルム伊達はヴィーナスに0勝4敗とした。
勝利したヴィーナスは2回戦で
K・ベルテンス(オランダ)と
T・バシンスキー(スイス)の勝者と対戦する。
クルム伊達は全米オープンの最高成績を1993・1994年の準々決勝進出が最高としているが、現役復帰後の出場では2010年以降の本戦1回戦敗退が最高としており、復帰後初の本戦勝利とはならなかった。
ヴィーナスは2000・2001年と連覇をしているがここ3年は2回戦敗退としている。
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